ドラマ「10の秘密」(フジテレビ系)に出演中の女優の仲間由紀恵。さまざまな秘密を持つ登場人物が繰り広げるサスペンス作品だが、ドラマ以外でも仲間には秘密にしておきたいことがあるようだ。
仲間といえば、「ごくせん」(日本テレビ系)や「TRICK」(テレビ朝日系)などの主演ドラマをはじめ、映画や舞台でも活躍。「NHK紅白歌合戦」の紅組司会も務めるなど、今や“国民的女優”の1人と言っても過言ではない。
その仲間が1998年公開の映画「ガメラ3 邪神覚醒」で、信じられない役を演じていた。ヒロインではなく、なんと大怪獣に襲われる一般人の被害者役だったのだ。キャンプをしていた仲間は大怪獣に脚をつかまれて引きづられ、「いやー、助けてぇ~」と悲鳴を上げる。抵抗するものの、大怪獣によって真っ黒のミイラにされてしまうのだ。出演時間はわずか1分。
女優だけでなく、歌手として活動していたときもあった。だが、あまりパッとしなかった。
「96年6月、『MOONLIGHT to DAYBREAK』という曲で歌手デビューしました。小室哲哉の音楽トーク番組『TK MUSIC CLAMP』(フジテレビ系)のエンディング曲でしたが、パッとせず、オリコンチャートの最高位は74位でした。トータルで7枚のシングル曲を出しましたが、最高位は『心に私がふたりいる』の70位。多くが100位以下で、7枚目の『Birthday』に至っては200位圏外でした。また、90年代初頭に一世を風靡したアイドルユニット『東京パフォーマンスドール』にも在籍。フロントメンバーの篠原涼子と比較すると、仲間の影は薄かったですね。『ガメラ3』にせよ、音楽活動にせよ、本音をいえば隠しておきたかったに違いありません」(芸能記者)
だが、日の目を見ない時代が仲間の肥やしになっているはずだ。
(石田英明)