2月21日発売の「フライデー」が、俳優の向井理と桐谷健太のロケ現場をキャッチ。2人は現在放送中のドラマでそれぞれ主演を務めているが、見事に明暗が分かれた。
桐谷はドラマ「ケイジとケンジ」(テレビ朝日系)で俳優の東出昌大とW主演。東出の不貞騒動が影響したのか、一時視聴率は急落したが持ち直したようだ。記事には「東出の分まで、自分が引っ張らないと」という桐谷の決意が滲み出ているようだった、とある。掲載された桐谷の表情も生き生きと感じられたのは、そのせいか。
一方、険しい表情で主演ドラマ「10の秘密」(フジテレビ系)のロケ現場にいたのは向井。その表情と同じように視聴率も芳しくない。関東地区での平均視聴率は初回の8.9%が最高で、その後はほぼ右肩下がり。2月18日に放送された第6話は6.4%だった。20日に放送された「ケイジとケンジ」第6話の平均視聴率は9.9%だっただけに大きく水を開けられてしまった。
実は、向井と桐谷は過去に何度か共演している。2015年放送のスペシャルドラマ「永遠の0」(テレビ東京系)でも共演したが、その完成披露試写会の舞台挨拶でのこと。桐谷は主役の向井にねぎらいの言葉をかけたが、向井は「お兄ちゃん的な感じで、熱い男」と褒めつつも、「電話をかけても出ない。タイミングが悪い」などとディスる一幕も。
「向井は現在38歳で、06年に芸能界、08年に俳優デビューしています。一方、40歳の桐谷は02年に俳優デビュー。年齢も俳優としてのキャリアも桐谷の方が上。しかし『永遠の0』では桐谷も重要な役どころでしたが、主役は向井でした。桐谷としては、先輩でありながら向井にリードされた形になったのです。その向井にディスられては、顔では笑っても内心は穏やかではないでしょう。そして、18年放送の女優・吉岡里帆の主演ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)でも、向井と桐谷は共演。吉岡を巡る三角関係のラブストーリーでしたが、向井も桐谷も熱演しライバル心を感じましたね。その後も2人は俳優としてのキャリアを積み重ねてきましたが、今回のドラマで桐谷は向井にようやく勝てたと思ったのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)
次回はどちらが主役か? 今後も2人の共演が楽しみだ。
(石田英明)