子どもに早寝早起きの生活リズムを身につけさせるには、親にとっても大きな覚悟が必要です。一度でも「今日だけよ」と例外を認めると、「やっぱり今日も…」とルーズになってしまいます。子どもの早寝早起きは、健康管理と健やかな成長の基盤です。次のような工夫で習慣化してしまうのがオススメですよ。
■家庭でのルールを厳格にする
早寝早起きは毎日のこと。家庭でのルール作りが重要です。兄弟姉妹や親がダラダラと夜のドラマを楽しんで眠らないようだと、子どもも夜更かししやすくなります。家族全体で「毎日○時に就寝!」と、ルールを決めて実践しましょう。その子だけのルールでは素直に聞けない子も、家族全員が同じルールであれば当たり前のように行えるようになります。
■大自然の中で過ごす
ゲームやテレビ、スマートフォン、漫画などの誘惑に負けてしまって家庭のルールを守れないという場合は、まず「それらのない場所で過ごす経験」をさせるとよいでしょう。そうした空間で思いっきり遊べば、遊び疲れて食事とお風呂を済ませるとぐっすり!です。そのためには、大自然の中でのキャンプなどがオススメ。「ゲームなどしなくても思いっきり遊べたし、早く寝て早く起きることができた!」という経験が、次につながるのです。
■お寺での修行体験(お寺体験)をさせる
子どもに修行を経験させることができるお寺は限られていますが、家族や親戚ではない大人から学ぶこと、甘えられない環境で我慢しながら生活すること、これらから得られるものは大きいです。普段は泣いたり喚いたりしてでもやりたいことを貫き通す子も、規則正しい生活や食事を経験することができます。親元ではなかなか成長しない場合は、外の世界に出してあげましょう。
早寝早起きの習慣は一生モノ。社会人になってからはとくに、健康と信用を支え続ける大きな味方です。小さな頃から当たり前にできるよう、サポートしてあげたいですね。
(Nao Kiyota)