家族の記念写真を頻繁に撮りたいけれど、出かけるのが大変な時期もあるし、毎回プロに頼めば費用がかさむ……。そんな場合は、自宅でもプロが撮影したような仕上がりになるよう一工夫。自宅だからこそ使えるアイテムを活用して、写真館ではなかなか撮れない写真を撮影しましょう。
■「衣装」にこだわる
仕上がりのクオリティに一番貢献するのは「衣装」です。カジュアルをテーマに衣装を決めても全く問題ありませんが、自宅でいつもの格好でとなると撮影中も特別感を出しにくく、出来上がりもいつもの写真と変わらなくなってしまいます。そうならないためにも、家族全員でおめかしをしたり撮影費の節約分を衣装代に回したりと、ぜひ準備の段階から楽しんでください。「写真館に持っていくのは少し恥ずかしいかも……」という衣装でも、思い切って着ることができるかもしれません。
■自宅の照明は使わず「自然光」で撮る
撮影時間は晴れの日の日中。夜に自宅の照明をつけて撮るのではなく、「自然光」で撮影しましょう。カメラのフラッシュも使用しなくてOK。少し光量が足りなくても、後から明るく加工をすることは可能です。自宅の照明は消して、ぜひ自然光のみで撮影してみてください。やわらかな光で撮影すると、それだけでいつもとは違った雰囲気の写真を撮ることができますよ。光が弱過ぎる場合は、レフ板(もしくはそれに代わるもの)を使用するとよいでしょう。
■白いカーテンかバックスクリーンの設置で「背景」を作る
「背景」がいつも通りの自宅だと、特別感を演出しにくいもの。窓際を活用し、白いカーテンの前で撮影したり、白など統一色のバックスクリーンを設置したりするだけで、ググッとプロっぽい写真に近づけることができます。家具などで生活感を出したくないという場合は、ぜひ試してみてください。
スマホでの撮影でも光や背景を工夫することで、まるで一眼レフで撮影したような写真に仕上げることができます。自然光や背景の設置はカメラ初心者の方でも工夫やすいポイントですので、ぜひいつもと同じ場所で、いつもとは雰囲気の違った写真撮影を楽しんでくださいね。
(Nao Kiyota)