お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔が3月3日、自身のツイッターアカウントを更新し、独演会の中止を受け、アメリカのニューヨークへ旅立つことを宣言した。
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、村本はかねて2日と5日にトークライブを強行開催すると予告してきたが、2月29日になって「状況が変わった」と独演会の中止を発表し、後に3月9日開催予定だった福岡での同イベントも中止になったことを報告している。
そして3月3日、「劇場休館で仕事がなくなり独演会禁止になったのでそれをネタにしようと思い立ちいまからニューヨークへ。昼は語学学校に通って夜は飛び込みでニューヨークのバーでコロナネタやってくる。ニューヨークならライブオッケーでしょう。不謹慎狩りを狩ります。」とつぶやき、スタンダップコメディの本場アメリカで今回の新型肺炎騒動をネタにすることを宣言した。
「アメリカを始め、ヨーロッパ各地ではクルーズ客船ダイヤモンド・プリンセス号の一件によって、“日本人=コロナウイルス”というイメージで見られてしまい、ドイツのサッカースタジアムでも突然日本人だという理由だけで客席から摘み出されてしまう騒動も勃発しています。厳しい逆風が吹いている中、村本の“コロナネタ”がどれだけ現地の人間を満足させられるのかは未知数ですが、リプライには『行動力がすごいです』『すごく良い!ワクワクする!いってらっしゃい!』と期待するコメントが多数。一方、ネット上では世界中で犠牲者も多く出ているコロナをネタにしようという発想に『不謹慎』『現地の日本人に迷惑』『アメリカに行ってもこの時期は煙たがられるだけ』『思考回路が中学生』との反発意見も出ています。吉本興業が公演の開催自粛を決定した為、なんらかの経済活動をしていたい気持ちも分かりますが、コロナネタが現地で受け入れられるかにはモラルの観点からも疑問の余地がありますね」(芸能記者)
とはいえ、日本がダメならニューヨークへ、という他の芸人であれば躊躇してしまうようなフットワークの軽さは村本の長所なだけに、もう少し平和なネタで挑戦した方が賢明なのかもしれない。
(木村慎吾)