白鴎大学の岡田晴恵教授と元衆院議員の豊田真由子氏、新型コロナウイルスに関する2人のコメンテーターに注目が集まっている。
元国立感染症研究所研究員でもある岡田氏は、新型コロナの感染拡大に伴いメディア露出が急増。情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)においては、連日のように出演中だ。穏やかな口調だが舌鋒鋭く、3月11日放送の同番組では、世界保健機構(WHO)のテドロス事務局長の発言に噛み付いた。テドロス事務局長の「パンデミック(世界的大流行)の脅威が非常に現実味を帯びてきた。しかし、歴史上初めてコントロールできるパンデミックになる」という発言に対し、岡田氏はワクチンも薬もないのに「どうしたらコントロールできるのか、教えていただきたい!」と語気を強めた。
一方、豊田氏は2017年、「このハゲーーっ!」「ちーがーうーだーろー!」など秘書に対するパワハラ暴言が明るみになり、衆院選に落選。だが、ハーバード大学で公衆衛生学を学び、09年の新型インフルエンザ問題ではWHOとやり取りをしたという意外なキャリアがあったことから、3月9日放送のバラエティ番組「バイキング」(フジテレビ系)で、感染症の専門家として、久々のメディア登場。かつてのイメージからは想像できないほどのソフトな語り口で解説し評価を高め、12日にも出演している。
「バイキング」には岡田氏と豊田氏が日替わりで登場することになったが、2人の“競演”にはお茶の間の主婦層も関心が高いという。
「おふたりの容姿とファッションが注目されています。岡田氏はテレビ出演が増えていくほど、アカ抜けてきました。衣装も黒でシックに決めたり、華やかな赤のワンピースを着たり、おしゃれの幅が広がっています。一方の豊田氏も、以前の悪魔のようなイメージは微塵もなく、笑顔を絶やさず穏やかな印象。カールがかかった肩より少し長い髪、ピンクのガーリーなブラウスは女性らしさを演出し、まるで別人の美しさ。2人ともこれからの“美の競演”が楽しみです」(ファッション誌編集者)
芸能界にもファンが多いという2人。新型コロナ感染の収束の見通しがつかない中、今後もパワフルな情報発信力に期待したい。
(石田英明)