吉高由里子の主演ドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系)の最終回が3月11日に放送され、平均視聴率10.6%を記録。過去最高の数字をマークして有終の美を飾っている。そんな中、怪演ぶりが注目された野中春樹役のジャニーズWEST・重岡大毅について、ある噂がささやかれている。
このドラマは、吉高演じる敏腕女性記者・真壁ケイトが自らの出生の秘密に翻弄される物語。最終回では30年前の事件で父である乃十阿徹(小林薫)が、幼い息子の罪をかぶった可能性を知り、乃十阿の息子が住むドイツへ旅立つという展開だった。
そして最後まで注目されたのが、重岡が演じるケイトの元カレで同じ編集部に所属する野中だ。ケイトの出生の秘密を他誌にリーク。編集部内でも孤立して、水槽の亀に向かって「亀さんみたいな愛が欲しいの…」と呟く闇落ちっぷり。退職届を提出すると「真壁さんを売ったのは僕です!」と大声で叫び、「どうぞ、どうぞ、軽蔑してください」と開き直る始末。編集部から連れ出される際も「僕、小説家になりますので!」と絶叫…。「ジャニーズでこんな役やるなんて」といった驚きの声が上がっていたが、最後の最後にあっと驚く結末が用意されていた。
「エンディングで2023年の未来が描かれ、野中は退職後に執筆した『闇落ちする亀』で芥川賞を受賞。しかも30万部のヒットでドラマ化も決定。この展開にネットでは『野中成功してるの腹立つ』『野中、成功しやがった!むかつく!』といったコメントがある一方、『なんだかんだ 野中が一番成功者』『野中くん 小説が売れますように 笑』などの意見で侃々諤々。また、“闇落ち”と書かれたTシャツを着てテレビ番組に出ている姿を見て、ローカル路線バス乗り継ぎの旅に自分の出版物のタイトルがプリントされたTシャツを着て出演している作家の羽田圭介氏を重ねたのか『野中、小説家・羽田圭介スタイルじゃねーか!』『野中のモデルは羽田圭介?』といった声も飛び交っています」(エンタメ誌ライター)
この予想外の展開に、こんな憶測もあるという。
「今回の野中役で重岡の演技力が高く評価されたのは事実。最後の展開は、闇キャラすぎる演技を容認してくれたジャニーズ事務所への忖度かもしれませんね」(放送作家)
イケメン役だけでなく、個性派俳優の片鱗も見せた重岡。次に目指すは、いよいよ主役だ!
(窪田史朗)