お笑いタレントのブルゾンちえみが、3月いっぱいで現在所属する事務所ワタナベエンターテインメントを退所し、海外留学することがスポーツ紙の報道でわかった。記事によると、4月以降に欧州各国に留学予定で、語学などの見聞を広げる意思があるという。
それに先んじて、3月13日配信のNEWSポストセブンは「ブルゾンちえみ、海外挑戦を決意 事務所退社含め真剣交渉中」とのタイトルで記事を配信。世界へ活躍の場を移そうというブルゾンの野望を伝え、すでに弁護士に相談をするほど本気で海外進出を熱望している最中にあるとし、「ネタやメイクでも分かるように、彼女は生粋の海外志向」というテレビ局関係者のコメントを添えた。
ブルゾンちえみ with Bとしてブレイクした2017年の活躍以降はテレビへの露出も減少し、“芸の幅を広げようと試行錯誤していた”という彼女だが、最近では今後のタレントとしての方向性に悩んでいたとのことで、実際、出演するバラエティ番組ではあまり口数も多くはなく、“芸人らしさ”を感じるシーンが少なかったのも事実。また、一足早くアメリカのニューヨークで本格的な活動をスタートしている渡辺直美に対する憧れの強さも紹介されたが、具体的にどのようなスタイルで海外挑戦に臨むのかといった点については明かされておらず、ネットではブルゾンの世界進出の可能性について懐疑的な声が多く出ているのが現状だ。
「彼女のSNSを見ても、お笑い芸人としてトップを目指したいという意思を感じることはできず、かといってとびきり美人というわけでもないため、何を武器に海外進出を計画しているのかは疑問です。渡辺直美はあの迫力あるボディで完全に女を捨てたようなパフォーマンスをしたかと思えば、一方で最先端のファッションをクールに着こなすこともできる器用さが売りとなっており、ブルゾンに比べると様々な意味で突き抜けている印象。世間からもブルゾンの大きすぎる野望については『海外に行くより、まずはオンリーワンの芸を磨くのが大切では?』『海外で通じる芸があるように思いませんが…フリートークでも面白いこと言いませんし…』などと厳しい声が多く見受けられます。ブルゾンには“プライドが高そう”という世間からの印象が根強く残っており、それがお笑い活動の中での足かせになっているような節がありましたからね」(芸能ライター)
とはいえ、ブルゾンはまだ29歳と若い。この年齢にして芸人としての大ブレイクとスランプを共に経験し、海外進出を視野に入れられるほどのタフさは、ある意味で今後に向けた貴重な武器になり得るとも言えそうだが、果たして…?
(木村慎吾)