お笑いコンビ・ミキの昴生が3月15日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)に出演し、新型コロナウイルスの感染抑制に努めるWHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長に顔が似ているとイジられることが増えたと嘆いている。
番組では、新型肺炎の感染拡大を受け、中止や延期の可能性が議論される東京五輪についての話題となり、「開催はね、して欲しいと思いますけどね…」と神妙な面持ちで語った昴生だったが、MCの爆笑問題・太田光から女子プロレスラーのアジャ・コングにたとえられるお馴染みのイジりを受けると、今では新たなソックリネタを指摘されるとし、「最近めっちゃSNSで『WHOのテドロス局長ですよね』って聞かれる」とコロナウイルスの報道がなされる度に“テドロスイジり”の対象となっていると話した。
続けて、テドロス局長擁するWHOの対応が後手に回っていることが世界で物議を醸していることから、同氏への不満やクレームも昴生のツイッターに集まってしまうようで、「僕に言われても困るんです。絶対に連絡してこないでください」とフォロワーへ呼びかけ。太田からは「良いネタ見つけたね」と今後の“テドロス芸”への期待を寄せられていた。
「過去にもお笑いコンビ・デンジャラスのノッチがバラク・オバマ大統領のモノマネで“プチブレイク”するなど、芸人がニュースの主役に扮してトレンドの波に乗るのは常套手段です。もちろん新型コロナウイルスの感染による犠牲者も出ているため、今後昴生が“テドロス芸”に手を出すかは未知数ですが、ネットやSNSでは『新型コロナを防ぐために必死に頑張ってる人間を嘲笑するなら許されないけど、あのテドロスなら好きにイジって良いでしょ』『昴生、テドロスに似過ぎ 笑』『テドロスのモノマネを昴生にしてほしい』『このご時世だから軽々しくは言えないが、芸人ならこのチャンスは逃しちゃいかん』と期待を込めた反応もチラホラ。今回のウイルスの発生源とされる中国へのあからさまな忖度発言などがあったとして非難を浴びているテドロス事務局長だけに、昴生にとって魅力的なモノマネの対象かは分かりませんが、少なくともサンジャポのスタジオでは大ウケとなっていましたから、今後の採用も検討しているかもしれません」(芸能ライター)
芸人としてはまたとない千載一遇のチャンスではあるが、果たして現在のようにピリついた緊迫感の中で、昴生はうまく“テドロス特需”の恩恵にあずかることはできるのだろうか。今後の展開に注目だ。
(木村慎吾)