竹内涼真が主演する日曜劇場「テセウスの船」(TBS系)の最終話が、3月22日に放送され平均視聴率19.6%を記録。まさかの“黒幕”が明らかになり、ツイッターでは“テセウスの船”が世界トレンド1位に躍り出ている。
「このドラマは、平成元年に警察官の父・佐野文吾(鈴木亮平)が起こした殺人事件によって、世間から後ろ指をさされてきた主人公・田村心(竹内)が、あるきっかけから事件当時にタイムスリップするミステリー作品。父・文吾に濡れ衣を着せた犯人は誰なのか、原作漫画と犯人が違うことがわかると、ネット上では犯人探しが過熱。黒幕が、ドラマ初出演となる霜降り明星のせいや演じる田中正志であることがわかると『(黒幕みたいな)顔すな!って言われ続けたせいやが黒幕!』『惑わされたわ』『めちゃくちゃ面白くて笑う』などといったコメントがネット上に噴出しました」(テレビ誌記者)
しかも心(竹内)を探しに来た文吾(鈴木)を後ろから刃物で刺し、「俺の家族をぶっ壊したあんたとあんたの家族に同じ地獄を見せてやる」と迫るせいやの鬼気迫る演技に、「せいや演技うますぎね?」「狂気に溢れすぎて怖かった」と評価する声も出ている。
「せいやの相方・粗品も、1月期の月9ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)に新人キャリア警察官役で出演。クールなイケメンキャラでファンの注目を集めました。一方のせいやは、出番も少なく顔見せ程度で終わるのかと思いきや、まさか最終回でここまで大役を任されるとは視聴者はつゆほども思わなかったはず。俳優として今後もオファーが来ることは間違いありませんね」(制作会社プロデューサー)
ここ数年、芸人の俳優進出はトレンドになりつつあると前出の制作会社プロデューサーは続ける。
「雨上がり決死隊・宮迫博之やアキラ100%など元々俳優志望の芸人たちや、ドランクドラゴンの塚地武雅や元キングオブコメディの今野浩喜たちコント出身の芸人が演技の才能を開花させています。ただ、南海キャンディーズの山里亮太やナイツの塙宣之ら、芸人としては売れっ子でも演技ではパッとしなかったケースも多い。もし、コンビで2人とも俳優としてブレイクできたなら、これは快挙ですよ」
“芸人出身俳優”として、上々の滑り出しをみせた霜降り明星。大成するのはどっちか?
(窪田史朗)