忘れたころにマッチ──。それが、芸能界における近藤真彦のポジションだ。伝統あるジャニーズ帝国の最古参。今年はデビュー40周年のアニバーサリーイヤー。男性アイドルの歴史は、この人抜きでは語れない。
近藤は、デビュー曲で初登場1位の快挙を達成した日本人初のソロ男性アーティストだ。80年にリリースしたデビューシングル「スニーカーぶる~す」は、ジャニーズ史上初のミリオン(100万枚)突破作でもある。
近藤はプライベートでは1児のパパで、カーレースやトライアスロンなど多趣味のため、異業種交流がさかん。親友の1人が、大阪有線放送社の創業者を父に持ち、現在は株式会社USEN-NEXT HOLDINGSの代表取締役社長CEOほか、関連企業の会長、取締役を務める宇野康秀氏だ。宇野氏は、知人らと結成したトライアスロンチーム「K-NEXT」の監督。近藤とは2015年、トライアスロンの世界選手権大会に日本代表として出走して、完走した仲だ。
「2人は同じ高級マンションに住んでいて、隣の部屋。ベランダにはパーテーションがなくつながっているため、深夜にマッチが宇野さんの寝室の窓をノックして、『飲みましょー!』と誘うこともあるそうです」(芸能関係者)
ある夜、近藤宅に木村拓哉が遊びに来た。遅い時間になると、2人でベランダから宇野氏を“襲撃”し、痛飲した。翌朝、散らかったテーブルを見た宇野夫人は、「昨日マッチさん来たでしょ? 誰と来たの?」と追及。「木村君だよ」と答えた瞬間、表情が一変したという。
「『なんでアタシを起こさないのよー!』と、夫を叱ったというのです。そりゃ、そうでしょう。我が家にキムタクがやって来たんですから(笑)」(前出・芸能関係者)
後輩のようにテレビ出演が多くはないが、メモリアルの今年はコンサートを控える近藤。7月16日、神奈川・やまと芸術文化ホールから、40周年ツアーがスタートする。ファイナルは12月12日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(元・渋谷公会堂)だ。マッチと親交の深いキムタクは、渋谷公演に駆けつけるか!?
(北村ともこ)