俳優・沢村一樹主演の月9ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(フジテレビ系)の「AFTER STORY」が3月23日に放送され、平均視聴率10.1%と二桁を確保。次期シリーズへの強い期待が寄せられている。
「2018年に放送されたSeason3から、主演が上戸彩から沢村一樹バトンタッチされ、月9枠に移動して全話平均視聴率10.6%を記録。今回放送された『AFTER STORY』では最終回の1年後が描かれ、総集編的な作品にも関わらず二桁視聴率を獲ったことでSeason5制作もほぼ確定と見て間違いないでしょうね」(テレビ誌ライター)
現在52歳の沢村。2018年に主演に抜擢された際は不安視する声が多かったものの、見事に月9の看板を背負う俳優に進化を遂げている。
「Season3では、妻子を殺され“反社会的なサイコパス”“元公安の魔物”と呼ばれる狂気的な演技が際立っていましたが、Season4に際して『“許す”という行為の尊さを感じながら演じたい』とコメント。トラウマを克服した井沢範人の人間的成長までを見事に演じ切りました」(前出・テレビ誌ライター)
しかし沢村が演じたのは、井沢の内面的な成長だけではない。
「キレッキレのアクションシーンも大きな見所の一つ。特に最終回、テロ組織との対決は圧巻でした。『平成仮面ライダー』シリーズなどでスーツアクターを務めた高岩成二演じる里谷との一騎討ちには『かっこいいを超えて美しい!』といった声が続出。さらに第9話では、“ミハン”の統括責任者・香坂朱里を演じる水野美紀との切なすぎる“不意打ちのキス”にもキュンキュンコメントが殺到。井沢を演じる沢村は、“大人の月9”を作り上げたと言っても過言ではありません」(前出・テレビ誌ライター)
“月9”の新たな看板番組として「絶対零度」がいつ帰ってくるのか。今からSeason5が待ち遠しい。
(窪田史朗)