エンタメ界にも襲いかかる「コロナショック」。そんな中、ジャニーズ退所組が明暗を分けているという。
「今年3月末に退所した元SMAPの中居正広は、テレビとラジオ合わせて6本のレギュラー番組を持っていましたが、4月以降いずれも継続。今後もジャニーズ事務所のマネージャーが窓口を務めるなど円満退社。一方、去年9月末に退所した元関ジャニ∞の錦戸亮はコロナショックをモロに受け、赤西仁と5月24日に開催する予定だったハワイでのコンサートが中止。15日に発売されるソロライブツアーのDVDもその影響でプロモーションもできない状態です」(スポーツ紙記者)
錦戸が行き詰まっているのは、音楽活動だけではない。
「錦戸は去年、1月期の月9ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)に主演し、全話平均視聴率10.8%をマーク。続編の話もありましたが、ジャニーズを退所することで立ち消えになりました」(夕刊紙記者)
そうなるには理由がある、と夕刊紙記者は続ける。
「錦戸は退所の翌日となる10月1日に自身の公式サイト、YouTubeチャンネル、ツイッター、インスタグラムを矢継ぎ早に開設。そこで自主レーベルとオフィシャルファンクラブを発足させ、ソロアルバムの発売とライブツアーの開催まで発表しています。このスピード感は、ジャニーズに所属していた時から準備していたことは明らか。ジャニーズ事務所のメンツも丸つぶれとあって、円満退社とはほど遠い。これでは地上波各局もジャニーズに忖度せざるを得ません」
10月30日にはデビューアルバム「NOMAD」からリードトラック「ノマド」を先行配信。11月にはソロライブツアーを行うなど、電光石火の早業を見せた錦戸。ロケットスタートを切りたかったのはわかるが、これでは元所属事務所を刺激しすぎる。
「中居はSMAP解散後、3年間事務所にとどまり恩返し。辞めた後、支障をきたさないように充分根回ししています。こうした周到さがあれば、錦戸だって退所後にも月9『トレース~科捜研の男~』のシリーズ化が実現していたかもしれません」(女性誌記者)
“見切り発車”が裏目に出たか!?
(窪田史朗)