お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、パーソナリティーを務めるラジオ番組における失言によって、過去の“性的嫌がらせ”行為や女性蔑視とも思える“性差別”発言を蒸し返される事態となっている。
岡村は、4月23日放送の「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で、現在はコロナ禍の影響もあり、“風俗通いを我慢する必要がある”としながらも、「コロナが終息したら、もう絶対面白いことあるんです」とし、今後は経済的困窮に陥った「なかなかの可愛い子」が短期間で風俗に身を投じる可能性があると発言。しかも、そうした状況をまるで楽しみにしているかのような口調と共に「だから、今は我慢しましょう」となるべくお金を貯めておくようリスナーへ呼びかけたのだ。
この失言にはSNSを始め、ネットでも多くの怒りのコメントが殺到し、ツイッターのトレンドワードにも「岡村隆史」の名前が急浮上。現在では、過去の共演者に対するセクハラ行為についても改めて非難を受ける事態となっている。
「まずはじめに蒸し返されたのは女優の佐々木希に対する数々の行為です。『ぐるナイ』(日本テレビ系)の人気企画『ゴチになります!』で2年ほど共演している岡村と佐々木ですが、佐々木によれば、2年目あたりから突然岡村が距離を縮めてきて『セクハラが激しくなって…』と2018年に出演した杏のラジオ番組で告白。また、岡村の自宅で開催された番組終わりの打ち上げでは、佐々木の女性マネージャーがTOKIOの国分太一に対し、岡村が『くれぐれも間違いを犯さないように(見張ってほしい)』と懇願したとも伝えられています。極め付けは、佐々木がゴチを卒業した後の番組内で、彼女が衣装として使用していた制服を着たマネキンのバスト部分を右手で揉みながら『まだ(番組に)居てほしかったけどねぇ!』と恨めしそうにマネキンを見つめていたんです」(テレビ誌ライター)
他にも、不貞の過ちをおかしてしまったタレントの性別によってその見解を180度変えているとも糾弾されたことがある。
「2019年3月に元モーニング娘。の後藤真希による一般男性との不貞交際が発覚すると、岡村は女性の浮気について『許したらあかん』『絶対またやりよるから許さん方がええ』とし、同じく元モーニング娘。の矢口真里の“クローゼット不貞”の際にも『俺だったらゲロ吐くわ』とコメント。しかし、今年に発覚した俳優の東出昌大による不貞報道後には『不貞ってこんなにアカンことやったの?』『東出はモテるからしょうがない』と擁護し、男女間であからさまな見解の違いがあったとして一部から“女性を馬鹿にしている”との非難の声が出ていました。今回の風俗自粛に関する失言でも、まるで女性を性の道具のように捉えていると誤解されてもおかしくはなく、先の事例を鑑みても、岡村は一貫してそうしたスタンスだったとも考えられます」(テレビ誌ライター)
軽いノリから発せられた失言が元で、今後しばらくの間は主に女性から怒りの火の粉が浴びせられることになりそうだ。
(木村慎吾)