TBSで4月18日から再放送されているドラマ「JIN-仁-」が異例の高視聴率を記録している。土、日の午後2時からという時間帯にもかかわらず、26日放送分では平均11.9%を記録。これまで放送された計4回がいずれも2桁を超えた。
コレラ、はしか、梅毒など当時流行した感染症を取り上げる回もあり、大沢たかお演じる南方仁の姿が現在のコロナ禍と苦闘する医療従事者の姿と重なって共感を呼んでいることが高視聴率につながっているようだ。そんな異例の再放送で注目を集めているのが小出恵介。
再放送が始まるとネットでは「兄上もカットされずにでてた?」「再放送してたんだ!小出恵介、大丈夫なん?」「兄上みたいから関西でも放送してほしい」といった声が寄せられた。
「小出恵介は、綾瀬はるか演じるヒロインの兄で美形剣士の橘恭太郎役。主人公である仁のピンチを何度もその腕で救うなど重要な役どころです。小出はこの作品や朝ドラ『梅ちゃん先生』などで人気者になりましたが、周知の如く17年に女子高校生との飲酒及び不適切な関係が報じられ、書類送検。不起訴にはなりましたが、ドラマや映画など放送中止や降板が相次いで、当時所属していたアミューズとの契約も終了。10年前の作品とはいえ、これだけ芸能界にダメージを与えた小出の出演作が地上波で放送されたのは異例といえますね」(芸能ライター)
事務所退所後、個人として活動するとのコメントを出した小出恵介。18年からはニューヨークで生活を始め、演劇学校に通っていることも報じられている。
「今年9月に、お笑いコンビ・キングコング西野亮廣の絵本『えんとつ町のプペル』をミュージカル化した作品で芸能活動を再開させると聞いています。小出が演じるのは主人公のゴミ人間役。ニューヨークでのまさにゼロからの再出発を日本の関係者も密かに見守っているといいます。今回の再放送で小出の存在感が再評価されれば、また日本での活動再開の目も出てくるのではないでしょうか」(前出・ライター)
「JIN-仁-」の高視聴率が小出への思わぬ処方箋となるか?
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