今季は復帰1年目で、GPシリーズでの優勝はあったものの、GPファイナル、世界選手権と大きな大会での成績が奮わなかった浅田真央選手。一時は引退の噂もあったが、来季も現役続行との報道が出てファンも胸を撫で下ろしている。
「浅田選手は、実は昨年12月の全日本選手権のSPで思うような演技ができず、心の中で引退を決めたといいます。そして、FSを前に姉の舞に連絡し、これが最後の演技になるかもしれないから観に来てほしいと頼んだそうです。結果的にはFSで手応えのある滑りができて3位の表彰台に上がり、自信を取り戻すことで引退の決意を翻したのです。あまり報道はされていませんが、シーズン中から今季で引退するかもしれないという噂が流れていたのですが、それがただの噂ではなかったということがわかり、メディア関係者も驚いています」(スポーツライター)
浅田選手は世界選手権後のインタビューでも「復帰しないほうが良かったかな、自分たちの時代は終わったのかな、と何度も思った」と語っている。迷い、悩み続けた苦しい時を乗り越えた今季を糧に、来季はおおいに活躍してくれることだろう。
(芝公子)