お笑いタレントの永野が5月6日、「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)に出演し、“絡みづらい”と思う芸人の名前を暴露した。
新型コロナウイルスの影響により、リモートでのゲスト出演となった永野。同番組では恒例の質問で、MCの千原ジュニアから「もちろん嫌いでもないし、認めてもいるけど、なんとなく絡みづらい。あの人がいたらなんかこう、本来の自分の力が発揮できないという名前の人を大きな声で(答えて)」と難題を振られると、少しの間困惑した表情を見せつつ、突然「サンドウィッチマン!」と事務所の3年後輩にあたる人気コンビの名前を叫んだ。
お笑いプロダクション・グレープカンパニーの看板コンビで実質的な事務所のトップとして君臨する「好感度No.1」コンビの名を挙げた永野には、スタジオのFUJIWARA・フジモンも驚愕。しかし永野は「本当です」と念押しし、「同じ事務所なんですけど、営業先の出番が『(初めに)誰々、(次に)永野、(その次に)サンドウィッチマン』という流れになる。いつも僕が騒いだあと、サンドウィッチマンが『やれやれ』という感じで舞台に登場する。お客さんにも『ここからが王道』みたいな空気を作られる」と、“絡みづらい”理由を説明した。
さらに、「漫才師全般が嫌いかもしれないですね」とも言い放ち、ジュニアからは「嫌いとか、そんなことは聞いてないです」と制されている。
「芸歴25年を誇り、バカリズムやおぎやはぎらと同期にあたる永野は意外にもベテラン芸人にカテゴライズされる芸歴の長さなわけですが、ブレイクした時期が遅かったこともあり、後輩の芸人から舐めた態度をとられることを極端に嫌うことでも有名。しかし、その対象は後輩だけにとどまらず、2016年に出演した『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)では、落とし穴ドッキリを仕掛けられ、落とされた穴から露骨に不機嫌な空気を漂わせ、現場の木梨憲武に対して『なんすか?コレ』と睨みつけるシーンが波紋を呼びました。その後も不満そうな表情を崩さず、用意された椅子に座ることを石橋貴明から許可されずにセットの端で立たされ、微妙な空気が蔓延。ネットでは当時の永野の不貞腐れた印象が強かったのか、今回のサンドウィッチマンへのクレームのコメントに対しても『この人自身が絡みづらい。全部ピンでやれば良い』『永野が一番絡みづらい。ドッキリでマジギレするし、冗談が通じない』『好感度でも実力でも上ならこういう事言われても共感できる。でもあなた全ての分野で下ですよね?』との痛烈な指摘が殺到しています。ネットでは、とんねるずのドッキリに盾をつくような態度をしたことが、芸人・永野としての人気を大きく下げる要因になったと捉えられているようです」(テレビ誌ライター)
数々のプロダクションを転々としてきた苦労人であるが故に、自身の芸に対するプライドの高さも随所で窺える永野。しかし、“絡みづらい”芸人として、いま日本で最も人気の高いサンドウィッチマンを挙げてしまったのはさすがに分が悪すぎると言わざるを得ないだろう。
(木村慎吾)