ジャニーズ事務所が5月15日、NEWSの手越祐也を期間限定ユニット「Twenty★Twenty」のメンバーから外す決断を下したと公式サイトにて発表している。
コロナ禍で政府から緊急事態宣言が出されている最中の4月下旬に、手越が複数の女性を集めた宴席を主催していたと一部週刊誌に報じられていた。ジャニーズ事務所はこの未曾有の国難をファンと健全に乗り越えるべく、「Smile Up!Project」なるプロジェクトを立ち上げ、タレント総出で“STAY HOME”を呼びかける運動を続けてきたが、手越の振る舞いはそうした事務所の慈善活動を真っ向から否定するような行為でもあった。
同事務所は週刊誌報道について、「掲載内容の相違はあれど、女性を伴う外出の事実」があったことを認めており、「事務所の判断としてチャリティーソングへ手越祐也の参加を見合わせることに致しました」と報告。「ファンの皆さま、そして関係者の皆様へ、深くお詫び申し上げます」と謝罪している。
「3月下旬には安倍晋三首相の妻・昭恵夫人との花見会の集合写真に写り込んでいたことで物議を醸していた手越。過去には未成年女性との飲み会に参加したりと、幾度もトラブルを起こしてきた問題児として知られてきましたが、事務所から大きな処分を科されることはありませんでした。基本的に手越の不祥事は“スルー”されることが多く、今回のように事務所が公式サイトで事実関係を発表することは稀。ただし、その処分内容は期間限定ユニットへの参加見合わせというもので、普段の芸能やテレビの仕事については実質、お咎めなしで済んだとも考えられます。この処分についてネットでは『手越が処罰を受ける時代が来るなんて』『なんでこの人はクビにならないんだろう』『手越ってなにやらかしてもキツいお咎めは無いよね』『当たり前。今までスルーされてたのがおかしいんだよ』『今までの行動考えたらとっくに退所しててもおかしくないから』などの指摘もありました。これまでなぜか守られてきた手越に具体的な処分があった点に驚く声もありますが、やはり軽すぎるというのが世間の印象のようです」(芸能記者)
「世界の果てまでイッテQ!」や「手越祐也&城彰二のサッカーアース」など、日本テレビ系列のレギュラー番組を複数持つ手越。天真爛漫な性分でどこか憎めないオーラを纏っているからか、不定期でゲスト出演する「ダウンタウンDX」においても、“自由人”としてのキャラクターが確立されており、これが不祥事による世間へのインパクトを緩和している可能性もある。
とはいえ、今回の件により、滝沢秀明副社長からの心証も悪化したことは必至。溜まりに溜まったイエローカードが、いつ赤色に変わってもおかしくない状態であることはも間違いないだろう。
(木村慎吾)