俳優の香川照之が、自らプロデュースした“昆虫マスク”を5月18日、東京・渋谷区の国立青少年教育振興機構に寄贈した。
「大の昆虫好きで番組『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)のカマキリ先生でも知られる香川の元に『子どもがマスクをつけるのを嫌がるのでかわいいマスクを作ってほしい』という声が寄せられ、彼自身がプロデュースしたというもの。寄付したマスクは1000枚。てんとう虫やカマキリのイラストがデザインされており、洗って何度も使える布製のものだそうです」(スポーツ紙記者)
このマスクは、香川が展開するアパレルブランド『Insect Collection(インセクトコレクション)』が手掛けたもの。香川はこのブランドを2018年に立ち上げ、昆虫をモチーフとした商品を次々と発表。現在では、洋服やアクセサリーの販売はもちろん、公式サイトでは昆虫の漢字テストや塗り絵などもダウンロードできるようになっている。
「このブランドで香川がアピールしているのが“服育”。ブランド名の『インセクトコレクション』は昆虫図鑑を意味しており、服を通じて子供に社会性や自然の大切さを意識してもらう『服育事業』を展開しているのです」(前出・スポーツ紙記者)
今回の“昆虫マスク”の画像がニュースで公開されると、意外にも大きく反応したのは大人たちだった。
「子供だけでなく昆虫好きの大人は多いですし、また、マスクにあしらったデザインがシンプルで可愛いこともあいまって、『香川照之の昆虫マスク欲しい』『大人用も作って』といった要望が多数寄せられているのです」(エンタメ誌ライター)
香川はプロデュースの「Insect Collection」には親子のペアルック商品も多くあり、昆虫のイラストをあしらったビーチサンダルや蛍の光をモチーフにした甚平など、親子で楽しめる商品を数多くリリースしてきた。このままニーズが高まれば、親子ペアルックでつけられる“大人用昆虫マスク”が発売されるかもしれない。
(窪田史朗)