4月8日から始まったNEWSの増田貴久が連ドラ初主演を飾る深夜ドラマ「レンタルなんもしない人」(テレビ東京系)。回を追うごとに、増田が演じる“レンタルさん”の優しさに癒される視聴者が続出しているという。
「2018年6月、ツイッターに突如現れた『レンタルなんもしない人』というサービスを行う森本祥司氏の実話を描いた『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』が原作。森本氏のツイッターのフォロワーは1年半後に25万人を突破。“なんもしない”主人公がなんでもない出会いで人の心を温める、そんな不思議なヒューマンドラマです」(テレビ誌記者)
“レンタルさん”の元には、「離婚届の提出に同行してほしい」「出社が怖いのでついてきてほしい」といった依頼が届く。だが依頼者とはごく簡単な受け答え以外はせず、ただ寄り添い続ける。そんな人物像と、他のNEWSメンバーが騒動を起こした時にも代役を務め、じっと耐え忍んだ増田のキャラを重ね合わせるファンもいるようだ。
「増田はこの役について『頑張りすぎている人が多い時代、自分で気付いていない心の穴を埋められるようなお話になったらいいと思いますし、そんな時間を作りたい』『役作りもしない方がいいのかなと思っています』と話しています。第2話にゲスト出演した岡山天音は増田について『増田さんがステージ上で魅せる華やかさと、ただ街に佇んでいる“レンタルさん”との猛烈なギャップが興味深い。一人の人の中にこんなにも開いた二面性が存在する、ということがとても印象的』と話しています」(前出・テレビ誌記者)
「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ系)の「ゴチになります!」で見せる、ひょうきんな一面とも違う増田のもう一つの顔。果たして素の増田はどちらに近いのか。
「NEWSメンバーから『楽屋では何もしないでボーッと座っていることが多い』と指摘されることが多いと、増田はテレビ誌の取材に答えています。だからこそ役作りしなくても、役にハマっているのかもしれませんね」(エンタメ誌ライター)
4月期のドラマがコロナ渦で延長を余儀なくされている中、増田は異色ドラマの主人公としてしっかり爪痕を残しているようだ。
(窪田史朗)