13年4月にスタートした嵐・二宮和也の初冠バラエティ番組「ニノさん」(日本テレビ系)が、4月5日から枠移動。放送時間が、30分から60分に拡大された。嵐のメンバーでは相葉雅紀、櫻井翔もソロで番組の司会をしており、三者三様でバラエティ能力は高い。それぞれが私生活でお笑い芸人と交流があるのも、その理由のひとつだろう。
二宮の場合は、趣味のゲームが入口となって親しくなるパターンが多い。コンビ芸人の響・小林優介も、そんな1人だ。響といえば10年以上前、3ケタ体重の超巨漢・長友光弘が扮した、おかっぱヘアで腹出しセーラー服を着た女子高生「ミツコ」がスマッシュヒット。現在はテレビで見かけることがないが、コンビ活動は続行している。
長友のインパクトが強すぎるため、小林はいわゆる“じゃないほう芸人”だった。だが、二宮が心を開く数少ない親友で、関係は5年以上に及ぶ。そんな2人に並々ならぬ嫉妬心を燃やしているのが、ドランクドラゴン・鈴木拓だ。
「二宮と鈴木は『カズさん』『タクちゃん』と呼びあう仲。小林も含めてゲーム仲間でした。でも17年ごろから、鈴木は声をかけられなくなったんです。仕事で会っても、二宮のほうからゲームの話をまったくしてこなかったので、鈴木は『カズさんはゲームをやめた』と思っていたそうです。ところが、小林とは関係を続けていたことが判明。メールをしてもスルーされ、“タクちゃん”は相当モヤモヤしたそうです」(芸能関係者)
鈴木が驚愕の真実を知ったのは、19年8月11日にオンエアされた「ニノさん」。伝えたい思いを歌唱する歌合戦「NINO TUNE 2019」の企画に出演したときだった。この時、ゲーム仲間から外された理由を知ることになる。
「鈴木が外された理由はズバリ、下手だから(笑)。ある日、撃ち合いをする対戦ゲームをしていた時のこと。鈴木は川に落ちてあっさり死んだり、急に森へ逃げるといった卑怯な手口を使って逃げ、ゲームにならなかったのです。そこで二宮は小林と話し合い、『彼はヘタクソだ』という結論に達して仲間から外したというのです」(前出・芸能関係者)
二宮は、ジャニーズ事務所の後輩や一般人のゲーマーには優しい。明らかな実力差があると待ってあげ、レベルを落として付きあう。しかし、鈴木には違った。やられっぷりが絵になる鈴木の本質をとらえて、あえて区別したのかもしれない。
タクちゃんには、とことんドSのカズさんなのだ。
(北村ともこ)