テレビ朝日の大下容子アナウンサーが、6月26日付で役員待遇に昇進する人事異動が決まった。テレ朝では役員待遇からその後、取締役に昇進するケースも多く、女性アナウンサーで初の役員待遇となった大下アナにも大きな期待が寄せられている。
「大下アナは派手さこそないものの、長年にわたってテレビ朝日のアナウンサー陣を引っ張って来た功労者。好きなアナウンサーランキングではトップテンの常連で、局の内外を問わず評判が良い。それゆえ今回の昇進は抜てきではなく、当然の結果と評する声も多いようです」(業界関係者)
その大下アナ、昇進とともに権限も大きくなると見られているが、当然アナウンサー人事にも関与するだろう。そこで、注目されているのが、あるアナウンサーの処遇だという。
「自身の名前を冠した情報番組『大下容子ワイド!スクランブル』でMCを務める小松靖アナです。小松アナは2019年に同番組でのパワハラ疑惑が『FLASH』に報じられた際、加害者側とされた幹部社員とともに被害女性スタッフにパワハラ的な言動をとっていたとの疑いがかけられていました。テレビ朝日側ではパワハラを認めていませんが、当の幹部社員は人事異動で番組から離れており、事実上の更迭だったと伝えられています」(前出・業界関係者)
大下アナは「ワイド!スクランブル」で、1998年から20年にわたってサブMCを担当。前任者の橋本大二郎キャスターからメインMCを引き継いだ2018年10月に、小松アナもMCに就任している。
「大下アナはいまや番組で最も古株という立場。さらに今回、役員待遇という重責を担うことになり、番組の人事にも大きな影響力を持つはずです。それゆえ、小松アナのパワハラ疑惑が本当であれば、大下アナが責任をもって引導を渡すことになるだろうと噂されているのです」(前出・業界関係者)
1998年入社の小松アナは「報道ステーション」で代役のメインMCを務めている小木逸平アナの同期。このコロナ禍のタイミングで同期二人の明暗が分かれることになるのだろうか。
(浦山信一)