「自分さえよければ」「自分は大丈夫」という自分本位の有名人はどこの国にもいるものだ。
お隣、韓国では世界的スーパーアイドルのBTS(防弾少年団)の人気メンバー、ジョングクが、問題になっているソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)のバーやレストランを訪れていたことがバレてしまった。同地域では約1週間後にナイトクラブやバーで、新型コロナウイルスのクラスターが発生したことで、ジョングクの行動を世間が問題視。そこであわてて、ジョングクの所属事務所が謝罪するに至っている。
「韓国はコロナ封じ込めに成功した国の1つで、無観客ですがプロ野球も開幕。コロナ対策に関しては“お手本”とも言われていました。ただし、どこの国にも弱点があって、韓国でいえば新興宗教団体がその代表。次にやはり、クラブでのクラスターでした。特にBTSは国内にとどまらない世界的スターグループ。大げさではなく、かつてのビートルズやマイケル・ジャクソン、今でいえばテイラー・スウィフトらと並ぶ世界的ビッグネームです。欧米ではVIPがステイホームを呼びかける動画などを積極的に配信する中、いくら韓国国内に緩みがあったとしても、世界ツアーが延期になってファンをガッカリさせているBTSの主要メンバーが自粛してなかったとは…と大バッシングなんです。ジョングク自身は検査を受けて陰性だったそうですが、そんなことが問題の本質ではないことは火を見るより明らかでしょう」(エンタメ誌ライター)
ジョングクは韓国や日本などアジア地域で大人気。音楽的才能というよりかわいいルックスが推されているタイプで、いわば“チャラ系”としてファンに認知されている。これまでにもタトゥー騒動でファンを失望させたり、交通事故を起こして事務所が謝罪するなど、問題児という言われ方もされてきた。そして今回の騒動もあって、日本のネット民からは「BTSの手越祐也」という声まで。それもあってか、今回ばかりはBTSファンからも「この人、ほんとやらかしが多い」「グクはきちんと謝ったほうがいい」「ツアーが中止になって悔しがってたのに行動が伴ってない」という厳しい声とともに、「どこの国もアイドルはこんな人たちと思われると悲しい」「ほかのメンバーはきちんと自粛してると思う。あまりBTSバッシングにならないでほしい」など、グループに対する心配もあがっている。
そういえば、日本でも俳優の真剣祐が中止になった舞台の公演予定だった日に沖縄でデートしていたことがスクープされたばかり。BTSも本来なら世界ツアーの真っ最中。それでも人気が落ちないのだとしたら、やっぱりイケメンは何をしても強いってこと?
(飯野さつき)