彼とのスキンシップがなくなってくると、「もしかしたら、もう私に興味がないのかしら……」などと、不安を覚える女性は多いかもしれません。
そんなときには、まだ少女だった頃のあなたを思い出してみてください。中学生のときには、好きな先輩を見かけただけでドキドキしませんでしたか。高校時代には、好きな人と話しただけでドキドキしませんでしたか。もしかしたら、今の彼と手をつないだときよりもドキドキしていたのではないでしょうか。
もう子供ではない、すでに大人であるあなたと彼にとってスキンシップを持つことは、恋人として大切なコミュニケーションなのかもしれません。でも、幸せなコミュニケーション・ツールは、他にもたくさんあるのです。
例えば、深夜に彼の部屋のソファで並んで観たビデオ、彼の笑顔。寒い夜にふたりで飲むココア。忙しい合間をぬって送ってくれたライン。彼からもらった“心のプレゼント”は、たくさんあるはずですよね。
もしもスキンシップがうまくいっていないなら、無理はしないでください。今は、さまざまなコミュニケーションを楽しむ時期なのかもしれません。休日に、ただぼんやりと窓の外の雲を見上げてもいいでしょう。出会った当時の話題で盛り上がってもいいでしょう。「最近、会話が盛り上がらない」としても、悩まないで。話さなくても分かり合えるほど仲良くなったのかもと、プラスにとらえてみましょう。
ふたりが楽しむ方法はいくらでもあるのです。そして、楽しもうというスタンスでいれば、本当に楽しい時間を作ることができます。そのうち、自然とスキンシップの問題も解決できるはずです。
ふたりが愛し合ってきた時間が長くなればなるほど、ふたりの関係性に変化が出てくるのは当たり前のこと。その変化を楽しむ心の余裕を持ってみてください。そんな女性を、男性は最終的に選ぶのだと思いますよ。
(恋愛カウンセラー・安藤房子)