6月9日午後、突然テレビ業界を騒がせたのが、グルメ芸人の第一人者・アンジャッシュ渡部建による「レギュラー番組出演自粛」の申し入れ。どうやら“視聴者が不快に思うようなスキャンダル”を週刊誌に捉えられたようで、先手を打って自粛した形だ。
週刊誌発売前の対処で「潔し」という声や「逃げてるだけ」の賛否が聞こえる中で、自粛の理由として囁かれたのが、妻である女優の佐々木希へのDV疑惑と不貞疑惑。ネットには「殴る蹴る」という言葉も飛び交い、憶測が憶測を呼んでいる。
「9日時点では自粛の理由がわからなかったので、SNSでは大喜利っぽいノリで話題にされています。なかでも注目されたのが“ポン酢の呪い”。《佐々木希がポン酢を使いすぎたから殴ったのか?》といった茶化しコメントもありました。というのも昨年、『マツコ&有吉かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、渡部は有吉弘吉とポン酢論争が繰り広げた。ポン酢好きの有吉に対し、渡部はポン酢を“見直したほうがいい調味料”と低評価。最先端の店でポン酢なんか出さないとまで言い放ち、視聴者に『ポン酢業界に恨みでもあるの?』『佐々木希も料理が大変だな』と呆れられていました。そのポン酢論争だけでなく、有吉とマツコ・デラックスに対して『ヒューマンステージを僕のところまで上げてきてください』と、謎の“ヒューマンステージ”という言葉を使って、2人は渡部よりステージが4つも5つも低いと豪語。もちろんネタですけど、たかだかグルメに詳しいだけでそうした上流国民的な物言いに、一部の人が“不快に思った”という経緯がありました」(エンタメ誌ライター)
スキャンダルの中身は間もなく判明しそうだが、さっと自粛したのが果たしてプラスに働くのか。内容によってはヒューマンステージの大降格も避けられないだろう。
(権田力也)