おうち時間が続き、「自炊」に疲れてきていませんか?
緊急事態宣言以降に自炊する頻度が増えた全国の20~60代の男女307名を対象にキング醸造が実施した調査では、約7割の人が「自炊疲れ」を感じていると回答したそう。自粛生活の長期化により、多くの人が自炊を負担に感じているようです。
管理栄養士で医学博士の本多京子さんは、「自炊疲れを感じると、麺類だけなどで終えてしまうこともあります。しかし、免疫力を維持し、体力をつけるためにはバランスのよい食事が大切です。料理が面倒くさいなと感じたときには、調理時間が短く、かつ美味しく栄養価の高い、『1分鍋』がオススメ」といいます。
1分鍋とは、水と料理酒を煮立たせ、具材を入れてさらに約1分加熱するのが基本の鍋で、具材のうまみを生かしたスープ(出汁)を味わうことができるそう。完成したら冷まして冷蔵庫で保存しておくと、翌日以降はメインの1品として冷製鍋にしたり、そうめんのつけ汁にしたり、ご飯にかけてひんやりメニューにしたりと、アレンジも楽しめるそうです。
そこで、夏バテ予防としてもオススメの、たんぱく質やビタミン・ミネラルが手軽にとれるレシピを紹介しましょう。
【オススメ1分鍋レシピ:海鮮トマト鍋】
〈材料〉(1人前)
■A)水200cc/料理酒200cc
■B)カットトマト缶2分の1/シーフードミックス150~200g/玉ねぎ(みじん切り)適量/ニンニク適量(おろしにんにくチューブで代用可) /EXVオリーブオイル大さじ1
〈作り方〉
1.EXVオリーブオイルを入れた鍋を火にかけ、玉ねぎとニンニクを入れて火を通す
2.シーフードミックスを入れ、火が通ったらAを入れてひと煮立ちさせ、カットトマトを入れてさらに約1分煮込む
※子どもと一緒に食べる場合はアルコールが飛ぶまで十分に加熱することをオススメします
※加熱時間1分は目安です。食材によって加熱時間が異なるので、火が通ったことを確認してから食べてください
冷やしても美味しい鍋料理は、これからの季節にもぴったり。栄養バランスの整えや料理の時短に、ぜひ活用してください。
(Nao Kiyota)