7月6日に放送された情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)で、長澤まさみ主演の映画「MOTHER マザー」(大森立嗣監督)より一部が放送され、話題になっている。
同映画は、男たちと行きずりの関係をもち、その場しのぎで生きてきた毒親のシングルマザーを長澤が演じ、借金まみれでDV気味の内縁の夫に阿部サダヲが扮する衝撃作。
長澤まさみ演じるシングルマザーは、幼い息子を家にほったらかしにして何日も男遊びにふけり、パチンコに行き、仕事をせず身内に金をせびり、息子を学校へ通わせず連れ回し、ホテルでは息子の隣で内縁の夫と性行為をする…など、クズとしか言いようのない毒親。長澤自身も舞台挨拶で「(演じている役に)共感しようと思っても最後まで共感できなかった」と語っていた。
「スッキリ」では、長澤まさみが息子役の新人俳優・奥平大兼を思いっきりビンタするシーンを繰り返し放送。奥平は、舞台挨拶で「ビンタされるのを知らなかったので、思いっ切り叩かれてそれで泣いちゃいましたね」と長澤まさみのビンタが本気で痛かったことを明かしている。
番組MCの加藤浩次は、人にビンタをするのは意外と難しいと語り、「(ビンタを)し慣れてる感じするねえ」と一言。ゲスト出演していたV6の井ノ原快彦も「(あのビンタは)年季入ってますねえ」と長澤まさみの貫禄あるビンタシーンに感心していた。
「映画『キングダム』では美しき山の民の王、『コンフィデンスマンJP』では奔放ではっちゃけた詐欺師を演じる長澤まさみ。『MOTHER マザー』では、典型的なクズのシングルマザーという新境地に挑み、演技の幅を広げました。今回は『スッキリ』で長澤のビンタシーンをしつこいほどに繰り返し放送したため、『ビンタの速さすごすぎ!』『長澤まさみのビンタ怖い』『アントニオ猪木レベルでビンタが上手い』『長澤まさみにビンタされたい人生だった』などとSNSなどで大反響。ビンタした瞬間のバシッという音は、実際に長澤まさみがビンタをした音がそのまま採用されているそうです。確かに、ビンタに慣れてないと出せないほどの音とスピード感があり、相手の頬への命中度も完璧でした」(エンタメ誌ライター)
衝撃的な内容に「問題作」と言われ大きな話題を呼んでいる映画「MOTHER マザー」。大迫力のビンタシーンはぜひ劇場で確認してほしい。
(金宮炭子)