お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村亮と田村淳が7月4日放送の「おかべろ」(関西テレビ)に出演し、闇営業騒動後の吉本興業との関係性について語っている。
昨年6月に発覚した闇営業騒動以来、およそ1年ぶりに同番組へ復帰した亮。雨上がり決死隊の宮迫博之と並んで出席した“号泣会見”後は、吉本を離れ、淳が代表を務める株式会社LONDONBOOTSに籍を置いているが、将来的な古巣への復帰はあり得るのだろうか。
MCのナインティナイン岡村隆史が「最終的には吉本に帰ってくるってことはないの?」と質問すると、淳も「僕としてはそうなるのがベストだなと思ってますし、あとは亮さんの気持ち次第。頑固なんで」とコメント。
すると、亮は「自分の中では(吉本への)感謝はもちろん。今でもよく動いてくれる方ばっかりやから。感謝してるんですけど、自分が淳に間に立ってもらって、会社作ってるのを、これをなんか動かすってことを一生懸命やらないと今度は淳にも失礼やし」と説明。自らの過ちが故に現在の状況をもたらした以上、まずは相方の配慮に報いる姿勢を貫いた。
続けて「これを投げ出して、すぐ吉本戻ります!とか、そういうのはあんまり考えられないかなと正直思います」とも語っている。
「真面目な亮の真っ直ぐな想いが伝わる言葉でした。長年世話になった吉本への恩義を示しつつ、最後まで自分の復帰に尽力してくれた相方にはさらに深い感謝の念があるのでしょう。とりわけ、昨年7月の会見は淳への相談もなく、宮迫と亮の独断で決行したゲリラ会見でしたから、当時はロンブーの2人に少なからず亀裂が入った。それでも見捨てなかった淳の存在が亮の“頑固な恩返し”に繋がっているのかもしれません。ネットでも亮の熱い言葉に感銘を受けたとする声が多く、『1番身近な人で助けてくれた相方やスタッフに恩を返す。当たり前のことだけど私利私欲があればできない。筋を通してるし好感は持てる』『あの会見で見せた亮さんの吉本への不信感は宮迫さん以上だった印象。すぐに吉本を信用できるって言う方が嫌だわ。だから淳の会社で徐々にやっていくのが精神的に良いと思う』といった反応が寄せられています」(芸能記者)
“ファミリー”だったはずの吉本興業を飛び出し、現在は家出中の弟を面倒見の良い兄貴が世話をしている格好のロンドンブーツ。
年下ながら随所で巧みな決断を下すことができる頼もしい淳の存在があれば、亮と吉本の完全和解もそう遠くない未来に実現できるのではないだろうか。
(木村慎吾)