タレントの指原莉乃が記録的豪雨で甚大な被害を受けた九州の被災地へ2000万円を寄付。多額の寄付金に驚いたが、指原に負けず劣らず慈悲深く、カッコいい俳優がいた。
報道によると、指原は出身地である大分県と日本赤十字社にそれぞれ1000万円ずつ寄付。指原は昨年まで福岡市を拠点とするアイドルグループ「HKT48」で活動しており、九州とは縁が深かった。
だが、一部からは心ない声も届いたようで、14日更新のツイッターで指原は「偽善・売名だと言われても、私の行動で『もう少し踏ん張ろう』と思ってくれる被災された方が1人でもいたら、何か被災した場所・人の力になりたいと思ってくれる人が1人でもいたらなと思っています」と男前な心境を吐露した。
指原は“偽善・売名”と言われてもかまわないというスタンスだったが、被災地支援を「売名」だときっぱりと言いきった俳優がいた。
「杉良太郎です。長年にわたって被災地支援や福祉活動に取り組んできた杉を今年1月、ニュースサイト『BuzzFeed Japan』が直撃。東日本大震災の後、トラック20台分の支援物質を集め、被災地で炊き出しをしていたときのエピソードを聞き出しました。テレビのリポーターから『それってやっぱり売名ですか?』と聞かれた杉は『もちろん売名だよ。売名に決まっているじゃないか』と答えたそうです。外務省の高官にも『売名ですか?』と聞かれたことがあり、『もちろん売名です』と答えた後、『私は今まで、これだけのことをやってきました。私がやってきたこと全部やってから、もういっぺん同じ質問をしてくれますか』と付け加えたら、相手は黙ってしまったとか。他のニュースにも、杉が『偽善とか売名とか言われることもあるのでは?』と質問されて、『ああ、偽善で売名ですよ。偽善のために今まで数十億を自腹で使ってきたんです。私の事をそういうふうにおっしゃる方々も是非、自腹で数十億出して名前を売ったらいいですよ』と答えたというエピソードが明かされていました。この男気にあふれた“売名”発言は当時、大いに話題になり賞賛されました」(芸能記者)
売名と言われてもかまわないという指原。あえて売名だと答える杉。どちらもカッコよすぎるではないか。
(石田英明)