7月14日発売の「女性自身」が、水谷豊主演の人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)シーズン19の撮影が間もなくスタートし、水谷の相棒を務める俳優・反町隆史が初代相棒の寺脇康文を抜いて歴代最長の相棒となることが確定したと報じている。
2000年6月に単発ドラマとして始まった「相棒」は、2002年に連ドラのシーズン1がスタート。シーズン7まで寺脇康文が初代相棒・亀山薫を務め、2代目・神戸尊(及川光博)、3代目・甲斐享(成宮寛貴)とバトンを引き継いで来た。そして2015年のシーズン14から反町隆史演じる冠城亘が登場。本来なら、来年公開予定の「相棒」の新作映画を今年5月から撮影する予定だったが、コロナの影響で撮影が延期され、それに伴い公開も再来年に。これで反町の相棒としての役割もシーズン21まで続く計算になる、というのだ。
しかし、ことはそう簡単には進まないと見る声もある。
「主演を務める水谷も今年で68歳。シーズン21を迎える頃には70歳に差し掛かります。本人としては『相棒』もさることながら、2017年公開の映画『TAP THE LAST SHOW』で主演と監督を担当。昨年公開された映画『轢き逃げ 最高の最悪な日』では監督と脚本を担当。年々、監督として勝負したいという思いが強くなっているようです」(映画会社関係者)
そんな水谷の意思を汲んでか、テレビ朝日は「ポスト相棒」に向けて、準備を進めているという。
「2018年にスタートした木村拓哉主演ドラマ『BG~身辺警護人~』は、全話平均視聴率15.2%と視聴率は『相棒』シーズン18を上回っています。しかも、木村なら広告収入の面でも期待できますからね。スタッフに、『ドクターX』シリーズを手掛けた内山聖子エグゼクティブプロデューサー、『おっさんずラブ』の製作総指揮に当たった三輪祐見子ゼネラルプロデューサーが名前を連ねたことでも力を入れていることがうかがえます。さらに、現在放送中のシーズン2には、バディとして斎藤工も登場。もし『相棒』が終わっても、いつでも悲願の年間視聴率三冠王獲得に向けて、準備は整いつつあるというわけです」(芸能ライター)
果たして、「相棒」はどこへ向かうのか。
(窪田史朗)