お笑いコンビ・キングコングの梶原雄太が7月19日放送の「ゴッドタン」(テレビ東京系)に出演し、過去にブラックマヨネーズのファンから受けたという嫌がらせの内容を明かしている。
梶原は、人気企画「コンビ愛確かめ選手権」の中で、“これまでで1番すべった瞬間”について大阪の劇場「baseよしもと」で主催されたライブイベント「ガブンチョライブ組」での、ある出来事を振り返った。
同ライブはファン投票によってコンビの出場権が次々と入れ替えられていくルールとなっており、当時まだお笑い養成所の生徒だったキングコングは異例の人気で票を獲得。すでに劇場で不動の地位を確立していた先輩のブラックマヨネーズを押し出す形で出場権を得たところ、小杉竜一の女性ファンに目をつけられ、嫌がらせの被害を受けたという。
舞台ではキングコングがどんなネタをやっても客席からは一切のリアクションがなく、駄々すべり状態。梶原がネタ終了後に意気消沈していると、キングコングのファンが「“絶対に笑うな”という手紙を(ブラマヨのファンから)回されていた。逆らえなかった」と泣きながら梶原に打ち明けたという。キングコングを潰すために裏で手を回していたブラマヨファンからの洗礼に梶原は「えげつなかった…」と嘆いている。
「ブラマヨを押し出して登場したキングコングのネタを敢えて笑わないよう、裏で指示されていたという信じがたいエピソードを明かした梶原。本来であれば同情を集めるようなエピソードですが、ネットでは『ブラマヨの名前を出さなくても良かったんじゃない? 自分たちが勝ち上がってブラマヨが素人枠に落ちたとかも……って思いながら見てた。感じ悪いなぁ?…って』『結局自分たちは若手でもファンから選ばれるほどの人気があったと自慢し、ブラマヨファンをディスっている。百歩譲って手紙が事実だとしても、ブラマヨの名前を出す必要なんてないですよね』との批判が上がっています。また、手紙に“絶対に笑うな”と書かれていたとしても、我慢するファンを堪えきれずに笑わせるほどの勢いを見せればよかったという趣旨の指摘もありました。ファンが裏ではたらいた所業によって、ブラマヨの心象も悪くしてしまう可能性がありますから、具体名は出さない方が良かったかもしれませんね」(エンタメ誌ライター)
新人時代の“えげつない”仕打ちがあったからこそ、キングコングのその後の活躍に繋がったとも考えられる。とはいえ、現在の梶原の好感度を考えると、今後はエピソードトークをするにも、先輩や周囲への影響に配慮したほうがよさそうだ。
(木村慎吾)