“西の女帝”“視聴率女王”と呼ばれる関西の大物タレント、上沼恵美子が司会を務める「快傑えみちゃんねる」(関西テレビ)が25年の歴史に幕を下ろすことが7月21日、スポーツ紙各紙で一斉に報じられた。同番組は24日の放送が最後となり、電撃的な終了劇に驚きの声があがっている。
同局の発表によると、同番組は今月25周年を迎えたことで「番組として一定の役割を果たすことができた」とし、また新型コロナウイルスの影響で4月から無観客での放送となっていたため、視聴者から観覧者を募りファンの笑いが番組を支えてきた「エンターテイメントとしてのトークショーを維持しにくくなった」と説明。上沼も「25年という長きにわたって『快傑えみちゃんねる』を1000回を超えて続けることができたのは、支えてくださった視聴者の皆さまのおかげです。本当にありがとうございました」とコメントを出している。
「この時期に関テレの金曜夜7時台を支える人気長寿番組が突然終了することに業界関係者も驚きを隠せないでいます。終了原因は、『女性セブン』が今月報じたキングコング・梶原雄太の降板劇とその後起こった上沼のパワハラ報道であることは間違いないでしょう。スポーツ紙各紙は、梶原の降板騒動の後、上沼は番組スタッフとの話し合いを提案。現場スタッフが忌憚のない意見を伝えたところ、上沼は『そこまで言われるなら辞める』と逆ギレしたといいます。番組側は改編期である9月末の卒業を打診したものの、上沼の出演拒否により24日の放送で終了することになったと、今回のドタバタ劇の内幕を報じています。上沼の歯に衣着せぬ毒舌トークでファンに愛されてきた番組でしたが、今回の報道には《上沼さんは嫌いじゃないが、もうちょっと寛大で器が広くて包容力のある人だったらな…》《上沼さんの最近の言葉のトゲは、そこまで言わんでもと思う。時代の流れに気が付けないのか?》《梶原の非を問う声が多かったけど、スタッフも不満持ってたってことだよね》など、上沼への厳しい声も数多くあがっています。上沼を長きにわたって支えてきた女性マネージャーが辞めたことも原因の一つと報じられていますが、制作陣も代替わりし、“女帝”と意思疎通を図れる人間が周りにいなくなってしまったことが、上沼と番組スタッフの溝を深めることなってしまったのでは」(芸能記者)
「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(ABCテレビ)などテレビ・ラジオあわせて3本のレギュラーは変わらず続けるとも報じられているが、関西のテレビ界に長年君臨してきた女帝としての影響力低下は避けられないはずだ。
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