「最近肩や首の凝りがひどくなったけど、原因が分からない……」ということはありませんか? 実は、肩や首の凝りは、筋肉の酷使や姿勢の悪さによるだけではなく、原因が分からないまま知らず知らずのうちに悪化させてしまう可能性があるようです。
インターネット調査などの事業を展開するマイボイスコムが2020年1月、10,288名を対象に行った調査によると、「目の症状によって、心身や生活に支障が生じるなど影響がありますか?」という質問に、「影響がある」(11.7%)、「やや影響がある」(36.2%)と回答した人は、合計で47.9%と5割近くにのぼったそう。
さらに、「目の症状によって、心身や生活に影響していることは何ですか?」という質問への最多回答は、「肩こり・首の痛み」(37.4%)だったといいます。目の酷使や疲労が、肩や首の凝りに発展すると感じている人は少なくないようです。
身体的な疲労や不調だけでなく、精神的なストレスも侮れません。急な環境変化や気疲れなども、筋肉の緊張や疲労の蓄積につながりやすく、体の凝りや痛みを引き起こす可能性があるようです。
例えば“おうち時間”の増加によって、動画視聴やゲームをする時間が増えたり、テレワークへの切り替えで仕事中の姿勢が変化したり、画面を凝視する時間が増えて目の疲れが溜まっていたりすることなども、肩や首の凝りを起こす原因の一つになりそうです。
「ストレッチなどの凝り対策を欠かしていないのに……」という場合は、心のストレスが原因ということも。肩や首を直接酷使していない場合でも、凝りに悩まされる可能性があると知っておくことで、対処の幅が広がりそうです。
原因が分からない肩や首の凝りは、このように意外な部分の酷使や疲労が関係しているかもしれません。症状が出ている部分にとらわれず、心身のストレスを癒やすことで、不快な凝りを予防・改善していきたいですね。
※重症化・長期化の場合はむやみに自己判断せず、専門医に相談しましょう。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)