7月23日に公開された映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」。前作「コンフィデンスマンJP ロマンス編」は7月18日にフジテレビ系でテレビ放送され、世帯視聴率11.7%を記録。映画の大ヒットを予感させている。
封切り日の23日、東出は宣伝のために同局系の「とくダネ!」に生出演。映画で2度にわたって共演した三浦春馬さんが亡くなったことについて、初めて口を開いた。東出は「まだ当分は受け入れられないだろうなとは思います」と沈痛な面持ちで話し、「ただ、すごい頑張り屋さんで大好きだった彼なので、彼のした選択を言い訳にして、僕らが頑張らないっていうことを決めちゃったら、それこそ彼に対して申し訳が立たない。きょう本当にコンフィデンスマンJPの初日を迎えられて幸せだし、本当に腹の底から笑える映画になっていると思うので」と気丈に語っている。
18日の三浦さんの訃報に接し、東出は激しく動揺していたという。心が折れてしまわないか心配する声すらあったという。
「東出が不貞騒動でバッシングを受けているさなか、三浦さんは自身のツイッターに《明るみになることが清いのか、明るみにならないことが清いのか…どの業界、職種でも、叩くだけ叩き、本人たちの気力を奪っていく。皆んなが間違いを犯さない訳じゃないと思う》《立ち直る言葉を国民全員で紡ぎ出せないのか》と書き込みました。何を指しているのかは記されませんでしたが、世間には東出を擁護したものと受け取れられ、批判にもさらされました。窮地に追い込まれた自分に救いの手を差し伸べてくれた“恩人”の突然の死に、東出は心の整理がつかず、映画の宣伝どころではないのではないかと憂慮されていたのです」(女性誌記者)
天才恋愛詐欺師“ジェシー”として同映画に出演している三浦さん。東出は「またジェシーが本当に素敵なんです。『ジェシーってさすがだな』ってセリフがあったんですけど、それを心の底から言えるジェシーだった。僕もこれから劇場に見に行こうと思うんですけど、腹の底から笑いたいと思います」と前を向いた。
コメディ映画だからこそ湿っぽくしたくない、そんな気持ちが現れた東出の言葉。この映画をヒットさせることが、せめてもの弔いかもしれない。
(窪田史朗)