タレントの上沼恵美子が7月27日、パーソナリティを務める「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)に出演、騒動となっている「快傑えみちゃんねる」電撃降板について思いを語った。
番組冒頭、「私に対しご心配事やお腹立ちの事もあると思うんです」と切り出した上沼。降板騒動について「ネットも見ないので、何が起こっているのか知らなかった」とし、自宅に訪れた週刊誌記者から「ちょっとお話聞いたら、いろんなことがあってびっくりしました」と降板理由が関西テレビとの確執とされていることも初めて知ったと明かした。
続けて「『快傑えみちゃんねる』という番組が、私のライフワークでございまして。95年の7月から始まったんです。7月の終了ということでまる25年。きれい事は言いません。関西テレビさんには足向けて眠れない。うちの主人も定年までに関西テレビにお世話になってた」と感謝の思いを語り、キングコング・梶原雄太やスタッフへのパワハラ騒動が降板きっかけなど報道されていることついては、「ちょっと違うから、びっくり。これは違うわ」と否定した。
「上沼は『えみちゃんねる』開始当初、惨憺たる視聴率のためすぐに終了するものと思っていたが、それでも続けてくれたなど、関西テレビへの感謝を繰り返しました。また、終了にあたって、同局幹部とプレゼントを交換したことなども明かし、あくまでも円満に幕を下ろしたことアピール。ですが、肝心の終了理由については、『いきさつというのはやっぱり、コロナもあります。お客さんは呼べない。ソーシャルディスタンスは空けなきゃいけない。ゲストの数も減る』『オーバーなツッコミができない、本来のおしゃべりにならない』とあくまでコロナ禍によるものであるとし、『賞味期限はまだまだ切れていなかった番組やと思うんですけどもコロナ禍のなか、続けていっていいものか』と語り、9月までは続けてほしいという局側に対し、『あの番組は、私の士気があがらないとできないんですよ。私が元気いっぱいにやれないと。7月に始まった番組なので、最後のわがままとして7月いっぱいと言わしてもらいました』と明かしました。
ただ、24日の最終回の放送では、終了について上沼から何も語られることはなく、視聴者への感謝のコメントをテロップで表示されただけ。『えみちゃんねる』最終回放送後、今回のラジオが初めての生放送とあって、上沼の発言に注目が集まりましたが、《以前から終わる予定だった。それが梶原のトラブルとたまたま重なったというのは苦しい》《突然の終了報告からすぐ最終回になったのはやはりトラブルがあったのではと思います》《本人のモチベーションが上がらないのはわかるが、スタッフや出演者の気持ちは?》など、いつもの上沼らしくない、歯切れの悪い説明に納得のいかないファンも多かったようです」(芸能記者)
番組の中で「私のわがままもあったんかな…」とこぼした上沼。今回の騒動すべてをコロナ禍のせいにするのは、さすがに無理筋と本人も思っているのかもしれない。
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