芥川賞作家・綿矢りさの小説「私をくいとめて」が実写映画化されることが7月22日に明らかになり、女優で創作あーちすと・のんが出演することが発表された。
この作品は、31歳のおひとりさまヒロイン・黒田みつ子(のん)が、林遣都演じる年下の営業マン・多田くんに恋をしてしまう崖っぷちロマンス。メガホンをとるのは、同じ綿矢りさ作品「勝手にふるえてろ」で東京国際映画祭コンペティション部門・観客賞などを受賞した大九明子監督。この役を演じたのんは「考えすぎて自分で行き詰まっていく不器用なみつ子がとても愛おしい。早く皆さんに観ていただきたい」とコメントしており、今冬の公開が待たれている。
のんは今年2月に公開された映画「星屑の町」にもヒロインとして出演。7月31日には、岩井俊二監督による映画「8日で死んだ怪獣の12日の物語」にも出演することが明らかになっている。
「この作品は、コロナ禍でも最新のエンターテイメントを届けたいという思いから岩井俊二監督、斎藤工、武井壮、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督がチームを組んでYouTubeで配信していた『8日で死んだ怪獣の12日の物語』に、のんが新キャストとして加わったもの。岩井監督が全編ほぼリモートで撮影し、脚本や怪獣の造形も兼任。コロナと闘うカプセル怪獣の飼育が予想外のアクシデントに見舞われるという作品です。しかも、この作品の主題歌を小泉今日子が担当。33年ぶりに『連れてってファンタァジェン』をセルフカバーすることも発表されています」(女性誌記者)
のんは、昨年8月下旬に下北沢で行われた音楽劇「私の恋人」で主演を務めた。この舞台の座長で演出を担当したのは「あまちゃん」にも出ていた女優の渡辺えりで、小泉をはじめあまちゃん出演者が大勢観に行ったことが報じられている。
もし、のんと小泉、そして“あまちゃんファミリー”がこぞって出演することになれば、大きな注目を集めることは間違いない。
(窪田史朗)