フィギュアスケート元世界女王の安藤美姫が8月3日放送の「有吉ゼミ」(日本テレビ系)に出演し、これまで顔出しを許可していなかった7歳の娘をテレビ初公開している。
安藤はまだ現役スケーターとして活動していた2013年に、父親の名前を明かさないまま娘のひまわりさんを出産。今年4月には7歳の誕生日を迎え、当初は顔出しNGとしていたものの、次第にひまわりさんから「普通のママなのに、なんで普通にできないの? 写真もなんで顔を隠すの?」と質問されるようになり、「寂しい思いをさせてきたので、申し訳なかったなと思った」と方針を変える決意を固めたようだ。
今回の「有吉ゼミ」での初の素顔公開についても、「ひーちゃんがよかったら、彼女のためにも良いのかな」とし、「大きくなって、ひーちゃんが『ママの子で良かった』と言ってくれたら、子育て成功だと思うし、ひーちゃんも幸せなのかなと思う」と子育てにおける持論を語っている。
安藤は番組放送終了後に自身のインスタグラムアカウントを更新。「“有吉ゼミ”をご覧になって下さった皆様。ご視聴ありがとうございました!」と書き出し、改めて娘の顔出し解禁に至った経緯として、「娘にとっては普通のお母さんなのに…娘といる時は普通のママなのに…世間での私のフィギュアスケーター“安藤美姫”という立場もあり普通ではない生活。小学生になった娘は『なんで私の顔を隠すの!?』『後ろに隠れた方がいい!?』と聞いてくるようになり、その方が娘にとっては悲しかったんだと気づきました」と想いの丈を綴った。
「最近では、インスタグラムやYouTube、子育てブログで子供たちの顔を公開しているママタレントも一定数おり、安藤の決断はそれほど珍しいものではありません。また、正解のない子育て論に関して外野が安藤の判断にとやかく言うことはできず、その決断を尊重する声もありますが、世間の反応は、まずは自身が特殊な立場であることを娘に説明し、顔出しをすることのデメリットやリスクをしっかりと伝えてあげるべきという意見がほとんどです。『なぜ顔を隠すか、それを子供に話してあげるのが親の務めだと思うのですが』『隠してるとかそういうことではなく安全の為です。子供にもそう教えるべきではないの?』『この人ってやっぱりズレてる。親が有名人でも一般人でも、子供の顔をSNSに晒すのは子供が危険な目に遭う可能性が高くなる』『まだ子供ですから正しい判断ができないし、なんで?って疑問を噛み砕いて説明してあげればよかっただけだと思う』との指摘が多数寄せられ、7歳の娘が事情を理解できるまでは母親の安藤がしっかりとメディアへの対応を制限すべきだという反応が多いです。中には『タレントとして売り出したいだけなのでは』といった穿った感想もありましたね」(女性誌ライター)
とはいえ、娘をどのように育て、向き合っていくかを決めるのは母親である。子供にとっても将来的に顔出しを解禁した意義が生まれるように、今後は仲良しの親子ユーチューバーとして情報を発信していくのもアリかもしれない?
(木村慎吾)