パニック障害の治療により2018年11月から活動を休止していたSexy Zoneの松島聡が8月12日、ファンクラブ向けの動画で活動再開を発表した。マスコミでは同日の夕方に「セクゾ松島が活動再開」と速報したが、一部の記事がすぐに削除されたことで、ファンの動揺を誘っているという。
「スポニチとスポーツ報知ではいち早く速報記事を掲載するも、すぐに削除されています。そのためファンの間からは《松島くん復帰って本当?》《ガセネタじゃないの!?》といった疑問の声もあがっていましたが、そこから少し間を置いて各社が一斉に松島の活動再開を報道。スポニチとスポーツ報知でも記事を掲載しており、何のために記事を削除したのかといぶかるファンもいるようです」(週刊誌記者)
各社の記事は、情報ソースが同じとあって内容はほぼ横並び。そのなかでなぜ二社だけが記事を削除することになったのか。その理由は芸能界を含めた様々な業界で行われている慣習にありそうだという。
「各社が報じた松島の復帰記事は、判で押したように17:35配信で統一されています。それに対してスポニチとスポーツ報知がいったん削除した記事は17:10ごろに配信されたもの。どうやらこの二社では、ジャニーズ事務所側が設定した『解禁時刻指定』より早く出してしまい、記事をいったん削除したのではないでしょうか。解禁時刻の指定は決して芸能界の悪弊やジャニーズ事務所への忖度といった類のものではなく、一般企業の報道発表でも広く行われています」(前出・週刊誌記者)
メディア関係者なら誰もが知るはずの解禁時刻指定。ならばスポニチとスポーツ報知はなぜ、二社そろって記事を先出ししてしまったのだろうか。週刊誌記者が続ける。
「今回はセクゾのファンクラブ動画で松島の復帰が明かされ、ファンが拡散。両紙はいち早くそれに気づき、すぐに記事化したのではないでしょうか。SNS上では“聡ちゃん”や“松島くん”がトレンド入りしており、その拡散に気づいた熱心さが裏目に出てしまったのかもしれません」
ともあれセクゾや松島のファンにとっては何よりも嬉しい報せであったことは間違いなさそうだ。
(白根麻子)