女優の藤原紀香が8月13日にブログを更新し、月下美人の帯を巻いた美しい着物姿を披露。だが、月下美人の知識は乏しかったようで…。
藤原は「歌舞伎座、行って参ります」と書き出し、着物を纏った後ろ姿の写真を投稿。「帯は、月下美人です」と明かした後、「一年に一度、しかも一晩だけ、満月か新月のときだけに咲く花と言われている神秘的な花ですね」と説明した。ところが、藤原の説明には落ち度があった。
「月下美人は夕方から咲き始め、朝にはしぼみます。藤原さんの言うように一晩しか咲きません。しかし、1年に1度しか咲かないことはなく、生育しやすい環境であれば、数回花を咲かせることができます。満月か新月にしか花を咲かせないとも書かれていますが、これも俗説です。月下美人は月の満ち欠けと連動して花を咲かせる習性はありません。また、藤原さんは触れていませんが、月下美人は同じ日に花を咲かせるともいわれています。これも俗説で、同じ日に花を咲かせるのは非常に珍しいケースです」(園芸ライター)
藤原は「……と言われている神秘的な花ですね」と綴っており、断定的な表現ではないにせよ、もう少し調べてから書いてもよかったかもしれない。
「できれば、月下美人の花言葉も調べてほしかったですね。『艶やかな美人』という藤原さんを指すような花言葉もありますが、一晩だけしか咲かないため、『はかない恋』『はかない美』という花言葉もあります」(前出・園芸誌ライター)
藤原の美しさと、夫で歌舞伎役者の片岡愛之助との夫婦愛は永遠に続くよう祈りたい。
(石田英明)