今年の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ『愛は地球を救う』」(8月22~23日)は、V6の井ノ原快彦を筆頭に、NEWSの増田貴久、Kis-My-Ft2の北山宏光、ジャニーズWESTの重岡大毅、King & Princeの岸優太がメインパーソナリティーを務める。メイン会場はこれまでの日本武道館ではなく両国国技館で、史上初の無観客。スマホなどによるキャッシュレス募金で、恒例のチャリティーマラソンはなく、代わりに高橋尚子が私有地を走る新企画が行われる。新型コロナウイルスの感染拡大防止に対応した新形式になりそうだ。
キャプテンを務める井ノ原は、情報生番組「あさイチ」(NHK)で有働由美子アナと絶妙なコンビネーションを見せ、知名度・好感度を徐々に上げて名司会者と呼ぶにふさわしいジャニーズシニアとなった。5年前には、「第66回NHK紅白歌合戦」の白組司会に大抜てき。現在は「アド街ック天国」(テレビ東京系)の司会で名調子を披露している。
44歳で2児のパパ。24時間テレビのメインパーソナリティーでは唯一の妻帯者だ。女優の瀬戸朝香と結婚したのは07年。10年に長男、13年に長女をもうけ、イクメンで知られる。
「家には、子どもと育てたカブトムシの幼虫が150匹もいます。井ノ原の家の前の公園で、網を持った子どもとお父さんが蝶を追いかけている姿を見たとき、『カブトムシ、いりますか?』と声をかけそうになったそうです。ただ、その言葉を口にしたら親子の関係が壊れてしまうのではないかと思ってやめたとか。井ノ原らしいハートフルなエピソードが伝えられています」(アイドル誌ライター)
学校のイベントには極力参加し、幼稚園の運動会、パパ飲み会、入学式や卒業式での目撃談が多い。「あさイチ」の生放送後、入学式に向かうこともあったという。「24時間テレビ」のテーマの通り、まさしく〈動く〉お父さんのようだ。
そんな井ノ原と肩を並べる子煩悩ジャニーズといえば、TOKIOの国分太一だ。15年に3歳年下の元TBS社員と7年愛を実らせてゴールイン。16年に長女、18年に次女が誕生している。
「『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では、子どもとの遊びを写真で紹介。19年にはパソコンでアンパンマンならぬ『コゲパンマン』、スヌーピーを描いています。キャンプ好きでその腕はプロキャンパー並み。今年は、外出自粛中にさらに料理の腕を上げ、プラレールにも夢中です」(前出・アイドル誌ライター)
国分は19年まで、TBS系朝の情報生番組「ビビット」のメインMCを務めていた。同時期、井ノ原は裏かぶりで“NHK朝の顔”だった。
生放送の司会を立派に務め上げたいのっちと国分。ファンの間では久しく「たいのっち」と呼ばれ、イケメンより親近感をウリにしていたが、今ではそろってイクメン。情報番組だけではなく、家庭内もしっかり回している。
(北村ともこ)