2020年の夏は、感染症予防のために帰省を自粛した方も多いと思いますが、実家で過ごす親族のために行ったことはあるのでしょうか?
スマートフォン向けアプリの開発・運営を行うROLLCAKが2020年8月、孫と離れて住む祖父母世代(0~6歳の孫を持つ50~60代の男女)442名を対象に実施したインターネット調査によると、「今年のお盆や夏休みにお子さまやお孫さまがあなたのお住まいに『帰省』する予定はありますか?」という質問に、「帰省をする予定はない(なかった)」という回答が69.2%にのぼり、宿泊を伴う帰省をする予定(した)」は14.7%、「日帰り帰省をする予定(した)」は3.6%にとどまったそうです。
帰省をしない理由として挙げられた回答の多くは感染予防のためで、「新型コロナウイルス感染症が発生しなかった場合、お子さまやお孫さまに帰省をしてほしいと思いますか?」という質問には、「帰省をしてほしい」(50.3%)「やや帰省をしてほしい」(15.7%)と回答した割合が合計66%でした。半数以上のご家庭で、今回の帰省を泣く泣く断念したことがうかがえます。
また、「お子さまやお孫さまの帰省がない代わりにどのようなことをしたい/してほしいと思いますか?」という質問に多く寄せられた回答TOP3は、「孫の写真を見たい」(43.8%)「特になし」(40.5%)「子どもの家族写真を見たい」(22.9%)でした。「孫からのビデオレターを見たい」(15.4%)、「オンライン帰省をしてほしい」(14.7%)など、映像の視聴やビデオ電話などによる、画面越しのコミュニケーションを求めている人は2割以下。実際に、「オンライン帰省をする予定(した)」と回答した割合も、14.7%にとどまっています。
祖父母世代の方々の中には、オンライン飲み会を楽しむ世代とは対照的に、オンラインでのコミュニケーションを求めない方も少なくない様子。こうした実態があるので、帰省の代わりに自分たちや孫の顔を見せてあげたいと思ったら、どのような方法で行うか、一度希望を聞いてみるのがよいかもしれませんね。
(Nao Kiyota)