お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズのナダルが8月27日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日系)に出演し、後輩へのパワハラ疑惑で批判を浴びたTKOの木下隆行について言及した。
この日は、ナダルの“黒い本性”が暴かれる人気企画「ナダル・アンビリバボー」が放送され、共演者が次々とナダルの悪行を暴露。相方・西野創人からは「TKOの木下さんがYouTubeで復帰動画みたいなのをあげた時、それに低評価(ボタン)を押してました」との証言が飛び出すと、ナダルは爆笑しながら「グッド(ボタン)を見たら6000で、バッドを見たら38万で。ほんなら、もう目指せ40万ってことで」と低評価ボタンを押したのは応援のつもりだったと説明している。
また、ひんしゅくを買う言動が目に余るとして、周囲から注意されることが多いナダル。不機嫌そうな表情で「正直言いますけど、僕よりヤバイ人いっぱいいる」と訴え、「せいやなんかヤバい。Zoomでしとったんやから。どっちがアンビリバボーですか?」とWEB会議システム「Zoom」で女性に下半身を開陳した霜降り明星・せいやの方がよっぽど“アンビリバボー”だと熱弁した。
「木下、せいやに加え、ナダルは複数女性との不貞が報じられたアンジャッシュ渡部建についても『あんまり好きじゃない』『そら捕まるわって思った』と大袈裟に言いたい放題。たしかに番組ではナダルが“アンビリバボーな芸人”としてイジられることが多いものの、現実には世間から大きな反発を受けるような不祥事を起こしたことはありません。この点で、ナダルは安田大サーカスのクロちゃんと似た立ち位置なのかもしれませんが、やはり突出しているのは、悪態を指摘された際の咄嗟の“無理やりな言い訳”のクオリティです。木下に低評価ボタンを押したことへの釈明もかなり無理のあるもので、ナダル1人をフルで特集できるほどにこの企画が成立してしまうのは、彼の言い訳が秀逸だという部分が大きいでしょう。視聴者からも『他の芸人だったらガチでひんしゅく買いそうな話題を全て笑いに変えるのは一つの才能』『まじで笑った。言い訳の天才なんだもん 笑』『ナダル、無双してたなぁ』とナダルの切り返しの上手さに脱帽する声が多いですね」(芸能記者)
過去には先輩芸人のサバンナ・高橋茂雄に対する「昔ほどのオーラが無くなってる」発言を咎められると、高橋のオーラがあまりにも大きすぎることで、近くではそれが見られなくなってしまうという謎めいた釈明でその場を凌いだナダル。
この無理くりな言い訳のセンスに関しては誰も歯が立たない領域に到達していると言えそうだ。
(木村慎吾)