女優・杏が実母との“12億円裁判”が和解したことを9月3日発売の「女性セブン」が報じた。杏側の勝訴は堅かったというが、電撃和解の背景に何があったのか。
記事によると、問題となったのは2009年に設立された杏の個人事務所。社長に就任したのが、杏の実母のA子さんだった。ところが、給与面で杏はA子さんに不信感を持つ。杏が連続テレビ小説「ごちそうさん」(NHK)の主役を務めた13年、1億8000万円近くの売り上げがあったが、杏の給与はそれに見合わなかったという。不信感を募らせた杏は14年に個人事務所を退社し、所属事務所と直接契約することをA子さんに通達した。
しかし、A子さんは杏の退社を無効だと主張し訴訟へと発展。A子さんは損害額を12億円と算出し、まずは慰謝料も含めて4000万円を請求した。杏は応じることなく裁判は泥沼化していたが、急転直下で和解が成立。杏側に問題はないと見られ、勝訴はほぼ確実だったが、なぜ和解したのか。その和解条件に今後の“口止め”が含まれていたのではないかとの弁護士の見立てを同誌は伝えた。
「過去には、A子さんが裁判所に提出した陳述書に杏の独身時代の交際に関する内容が盛り込まれていたとの報道もありました。真偽のほどはわかりませんが、その具体的内容が暴かれてしまうと、強くて健気なシングルマザーという杏のイメージにも傷がつきかねません」(芸能記者)
東出とも実母とも決別した杏。波乱の半生を耐えた彼女の、先行きの安寧を願ってやまない。
(石田英明)