亀梨和也が主演のホラー映画「事故物件 恐い間取り」。売れない芸人・山野ヤマメが事故物件に住むことを条件に番組出演、ネタ探しに事故物件を転々とするうちに身も凍るような怪奇現象に遭遇するという物語が大ヒットしている。
「8月28日の公開から2週連続で週末興行収入ランキング(興行通信社調べ)第1位。主演の亀梨のほかに元相方・中井に瀬戸康史、ヤマメに事故物件を紹介する不動産担当者として江口のりこ、心霊研究家・篠崎役で小手伸也が登場するなど、脇を固める俳優陣も個性派ぞろいなのも、人気の要因でしょう」(週刊誌記者)
ヤマメが住む事故物件は、殺人や自死など、どれも半端ないいわく付きの部屋。もちろん見どころは背筋も凍る心霊シーンなのだが、そんなおどろおどろしい話の中で、唯一亀梨ファンが黄色い歓声を上げる場面がある。
「ヤマメがバラエティ番組に出演。MCに今までどんな恐怖体験があったか尋ねられたところで、ヤマメが浴室でシャワーを浴びている姿が映し出されます。短いシーンなのですが、これがファンの間で話題になっています」(女性誌記者)
この場面は、ヤマメが頭を洗おうとしてシャンプーとリンスを間違えると同時に浴室の曇った鏡から「シャンプー」という文字が浮かび上がってくるというもの。ここで亀梨のマッパの上半身が映し出されるのだが、映画を観たファンからは“亀梨のシャワーシーンをもう1度見たいからもう1回見に行く”といった興奮気味のコメントがネット上に寄せられている。
しかし一方で、「亀梨くんシャワーシーンまじでびっくりした! めっちゃふくよかだった」「事故物件、何がいちばん最悪かって亀梨のぶよぶよ」など、思った以上にふくよかな亀梨の上半身にもツッコミが寄せられているのだ。しかし、これには意図がある。
「今回、亀梨が演じるのはトップアイドルとはかけ離れた、売れないお笑い芸人の役。亀梨が太ったのも、この役作りのためでしょう」(前出・女性誌記者)
売れない芸人に寄せた亀梨のボディが拝めるこの映画。ファンにとっては“二重に”貴重な作品なのかもしれない。
(窪田史朗)