毎日、食事を用意するのは大変ですが、ビジネスパーソンは「自炊に時間をとっていられない」という人も多いのでは。でも、仕事のパフォーマンスを上げるためにも、食事の質は重要です。さまざまな食事術を駆使して効率よく栄養補給する中、実はよく耳にする方法が誤りであるということもあるようです。
■疲れたから「甘いものを食べる」はNG
管理栄養士の川端理香さんの著書「仕事のパフォーマンスが劇的に上がる食事のスキル50」(かんき出版刊)によると、糖は脳の唯一のエネルギー源とよくいわれますが、それは幻想なんだとか。逆に、最近では集中力の低下をもたらすといわれているようです。なので、仕事中に集中力が途切れても、間食(=甘いもの)はしないのがベストなんだそうですよ。
■「とにかく野菜を食べればよい」わけではない
野菜を食べていれば栄養は万全で、健康が保たれると思っていませんか? でも、それも誤解のようです。確かに、野菜に多く含まれるビタミンやミネラルは、代謝をサポートしてくれますが、理学療法士でダイエットコーチの山崎みゆきさんの著書「しかし最高のパフォーマンスを発揮する! 疲れない身体を作るコンディショニング法」(ごきげんビジネス出版刊)によれば、身体にいいからといって野菜ばかり食べていると、今度はタンパク質不足になってしまうのだとか。
タンパク質は代謝に必要な筋肉の材料となるため、不足するとカラダ作りに支障をきたすばかりか、精神面に悪影響が出ることもあるようです。いろんなものを食べて、栄養が偏らないようにした上での野菜というわけですね。
これらのことを参考に、ぜひ仕事のパフォーマンスを上げる食事を心がけてくださいね。