お笑いタレントの江頭2:50が9月10日に自身のYouTubeチャンネル「エガちゃんねる」を更新し、キャリアの中で「本当に死ぬかと思った仕事」のNo.1を選んでいる。
バラエティ番組ではこれまで数々の体当たり企画に命がけで挑戦してきた江頭。この日、「本当に死ぬかと思った仕事ベスト3!」と題した動画の中で、最も命の危険を感じたものに「江頭グランブルー」を挙げた。
これはテレビ東京で1996年まで放送されていた「浅草橋ヤング洋品店」内の江頭の名物企画で、水槽内で息をどれだけ長く止めていられるかを競うもの。江頭はそこで2分59秒の記録を持っていたが、共演者の清水圭に3分20秒という驚異的な記録で更新されてしまい、あまりのショックに「水恐怖症になっちゃって」と振り返ると、「そりゃショックだよ!俺のコーナーなんだもん」と嘆いた。
しかし、その後は再び江頭にリベンジのチャンスが与えられ、「前日はもう死ぬしかないと思ったんだよ。(清水の記録よりも長くは)潜れないってもう分かってたから」と決死の想いで撮影に臨んだと告白。そして、いざ本番、江頭は「だからもう気を失うしかないなと思って、2分20秒のときにギュッとしたら、本当に気を失ったんだよ。そこから覚えてない。ブラックアウトを起こしてた」と壮絶な体験を明かし、最後は意識不明の状態で水面に浮上していたという。
結果的に江頭は清水の3分20秒という記録を大きく上回る4分14秒もの大記録を樹立。周囲からは清水のタイムを更新した時点で“エガちゃん、もう終わっていいよ!”と声をかけられていたとのことだが、江頭に意識はなく、ただ気絶していたと回想した。
「チャレンジ前日から“もう死ぬしかない”との想いで収録に臨むという衝撃的な体当たり魂を見せつけた江頭。コメント欄ではこの江頭の心意気に対して『命がけでやってるから感動が生まれるんだな』『えがちゃん死んじゃったら伝説残せなくなっちゃうから、くれぐれも無理はしないでくださいね』『この先えがちゃんみたいな人は出てこないと思うよ』『よく死ななかったな』との反応が集まりました。過去に江頭が発した『笑いの為なら死ねる』『1クールのレギュラーより、1回の伝説』といった名言をまさに地で行くような体験だったのかもしれませんね」(芸能記者)
なお、江頭は“死ぬかと思った仕事”の2位には「ワニ」と回答。なんでも、ダチョウ倶楽部の上島竜兵や出川哲朗といった体当たり芸人のレジェンドらと共にワニの腹部に書かれている文字を読み上げるという企画に挑戦し、江頭はワニの背中に飛び乗って「俺ごとひっくり返してくれ!」と要請したという。
ここまで来ると、江頭が今生きていられるだけでも奇跡中の奇跡だといえそうだ。
(木村慎吾)