「第一印象が決まる」ともいわれる前髪は、ヘアスタイルの中でも重要な部分ですよね。一方で、カットしてもすぐ伸びてしまい、多くの女性にとって悩みの種ではないでしょうか。
「楽天ママ割」メンバー1,001人を対象とした美容に関する意識調査(2020年7月)では、外出自粛中、美容に関するサービスを利用しなかった人は約7割にのぼったそう。現在も、「なかなか美容院に行けない」「セルフカットしたいけれどうまくできない」と悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
そこで、都内人気サロン『Euphonia GINZA GRANDE』の金沢さんに、失敗しないセルフ前髪カットの方法を教えていただきました。
〈用意するもの〉
■はさみ(文房具用でもOK)/すきばさみ/クリップピン(ダッカール)3~4本/コーム
1.前髪の幅を広げ過ぎないように、前髪の両端をピンでとめる
※カットする前に、不要な部分はクリップピンでとめておきましょう。サイドをピン留めした後、数ミリ程度両端の髪を耳の後ろにかけておきます。
2.前髪は縦にカットし、完成イメージよりも数ミリ長めにする
※カットする際は、あまり前髪を持ち上げ過ぎず、おでこに近い位置でカットすると失敗しにくいです。ハサミは前髪に沿って横に寝かせるのではなく「縦」にして使用すると、自然な仕上がりになります。
3.量の調節は、3段階に分けて毛先を馴染ませる
※全ての前髪を一度にカットすると、きっちり同じ長さになってしまいがち。自然な仕上がりにするには、数回に分けてすきばさみでカットしましょう。
※最初は前髪の表面(上部)3分の2程度を、コームの持ち手の部分などを使って持ち上げ、残った下の部分を横に流してピン留めし、持ち上げていた前髪の毛先をすきます。
※そして、同じ要領で上から半分程度を分けて、残った部分をピン留めし、残った部分の毛先をすきます。
※最後に前髪全体をとかします。長い毛など気になる部分は、髪を手で持たずにハサミを入れて切ると、自然な仕上がりになります。
最初は仕上がりイメージよりもかなり長めにカットしてみて、コツがつかめたら短くしていくと、初めてでも失敗せずにセルフカットができそうですね。自宅で手軽にできる“プロの仕上がり”を目指して、前髪カットに挑戦してみてはいかがでしょうか。
(美容・健康ライター Nao Kiyota)