靴職人でタレントの花田優一が9月28日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)に出演し、念願の歌手デビューを報告。「NHK紅白歌合戦」出場への想いや、靴の“納期トラブル”についても言及する一幕があった。
自身の誕生日でもある今月27日にリリースされたデビュー曲「純青」をスタジオで生披露した花田。熱唱後は「大丈夫でしたか?震えますね。緊張しました」と振り返り、MCでフリーアナウンサーの宮根誠司から「歌手になっちゃったんだね」と聞かれると、「なんか分かんないんですけど」「遊びでカラオケに行ってたら、“なんかいけるんじゃない?”ってなった」と歌手挑戦のキッカケを明かした。
また、デビュー曲に込めた想いについては「本当にむきだしの花田優一というものを表現したつもりなので、シンプルな曲にした。生活の一部になるような曲になれば」と説明。続けて、「紅白って、日本人だったら出てみたい」と壮大な野望を語るも、“靴職人”であることは忘れておらず、基本的には工房で毎日作業をしているとのこと。
歌手となった現在も最低限の注文を受け付けており、たびたび“納期のトラブル”が報じられることに関しては「モノによって製法も仕入れも変わる。端的には言えないが、お客様と相談して。誰になんと言われようと、僕が良いと思うモノをお届けする為に、(自分の)ペースでやっていきたい」と話した。
「歌手として紅白出場を目指しながら、同時に靴職人としての工房での作業も並行して挑んでいくという花田。まだ歌手や画家としての活動がなかった、“靴職人”一筋の時代から納期の遅れを指摘されていましたから、いくら受注の数を減らしたとはいえ、マルチな活動が少なからず靴の納期に与える影響はありそうですね。花田は、仕入れや採寸、完成までを全て1人でこなしており、“クオリティ重視”を貫いているが故に時間がかかってしまうとも説明。しかし、過去に花田から40万円で完全オーダーメイドの靴を注文した講談師の神田伯山は、花田の靴が『とにかく硬くて履きづらかった』『そこら辺の5000円の靴の方が全然履きやすい』と暴露。結局、1回だけしか履かなかった40万円の靴はその後紛失し、しばらくして泥だらけになって寄席の隅っこから出てきたといいます。納期が遅い上に“履きづらい”という神田の生のカスタマーレビューは、靴職人の花田からすれば屈辱的なものだったかもしれません」(テレビ誌ライター)
なお、ネットでは今回の花田の歌手デビューについて、「なんでもかんでも手を出せばいいってもんじゃないと思う」「よくデビューする気になりましたね 笑 恥ずかしいと思わないそのメンタルはすごい」「全部中途半端だなぁ」と呆れる声が大半に。
“紅白出場”を大きな目標として示唆した花田だが、果たしてその夢を叶える日は来るのだろうか。
(木村慎吾)