やはり生粋の負けず嫌いということだろう。
元フィギュアスケーターの安藤美姫が9月29日に放送されたバラエティ番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)に出演。企画趣旨を完全に無視した態度で一部視聴者の反感を買ってしまったようだ。
この日、安藤はファッションに詳しい有識者が予算内でゲストをコーディネートしてファッションセンスを競う人気企画「格安コーデバトル」にゲストとして登場。
チャンネル登録者数140万人超えの人気YouTuberとしても活躍し、若者から強い支持を受けるモデルの古川優香とタッグを組み、古川の指示に従ってコーディネートを完成させ、見事に勝利を収めている。
しかし、その勝利コーデにたどり着くまでの古川とのやりとりが批判を集めてしまったようだ。
同コーナーに過去4度出演し、全て勝利を収めてきた安藤とあって、今回も勝つ気満々で参加。さらに今回の対戦相手は直接対決でも1度勝利しており、安藤とは対照的に4戦全敗の社会人野球・茨城ゴールデンゴールズの監督・片岡安祐美だったこともあって、「相手が安祐美ちゃんって見た瞬間に『あ、大丈夫』と思った」と余裕たっぷりな様子を見せていた。
そのため、絶対に負けるわけにはいかない安藤は、古川のコーデに納得いっていないような態度を見せる場面が何度か見られていた。
「古川が『華やかな感じでいきたい』『明るめの色が似合うイメージがある』と伝えた際には、シックな色合いが好みの安藤は『え~、美姫、無敗ですよ?』と露骨に不満そうな態度。その後も『今までコーデバトルしてきて、勝ってる人はこれを選んでない』などと、古川の指示を素直には聞き入れず、自分好みのコーデを勝手にキープしたりとやりたい放題。そのため、スタジオでそのVTRを見ていた出演者からは『自分で決めちゃってるじゃん。趣旨変わってるじゃん』といった真っ当なツッコミも飛び出していました」(エンタメ誌ライター)
結果としては古川の指示に渋々従い勝利したものの、指南役の古川がなぜか「それは本当にごめんなさい」と安藤に頼み込んだり、終始やりづらそうな様子を見せていた。それだけに、安藤の振る舞いに視聴者からは「いやいや、企画のルールは守れよ」「圧をかけられてて、古川さんが可哀想だった」「そもそも30歳オーバーで自分のことを下の名前で呼んでる時点で痛い」など、バッシングを浴びている。
「昨年9月に放送されたバラエティ番組『出るか!?ヤバイよ新記録 リアルガチレコード』(TBS系)でも、安藤の負けず嫌いな性格が露呈していましたね。この番組ではマカオタワーの頂上で早着替えを行い、そのタイムを競う珍競技に挑戦していましたが、自身に勝利して1位となったパンサー・尾形貴弘に対して、安藤は『全部(ボタン)閉まってるのかな? 学ラン、ちゃんと』『でもさ、あれって(ズボンの)中に入れなくていいんですか? ワイシャツとか』と、着替えが完璧に済んでいないと猛抗議。これが笑えるやりとりならいいのですが、その時の安藤はバラエティ番組らしからぬ威圧的な表情になっていました。尾形もたまらず『もうやめません?そういうの。頑張ったじゃん!』と涙目で訴えており、気の毒でしたね」(前出・エンタメ誌ライター)
勝負事はなんとしても負けたくないという性格なだけに、ガチバトルを謳う企画には向いているのかもしれないが、ゆるい対戦企画には不向きなのかもしれない。
(本多ヒロシ)