お笑いコンビ・トレンディエンジェルの斎藤司が10月8日、フジテレビの番組ロケ中に全治3カ月の大怪我を負っていたことが分かった。
斎藤は群馬県みなかみ町で同局の実験バラエティ番組「でんじろうのTHE実験」の撮影に参加。尻の下にエアバッグを敷いた状態で爆発させ、体が空中にどれほど浮かぶのかを検証する実験で、斎藤は1メートル以上も浮かんでしまい着地に失敗した。
右手から地面に落ち、腰を強打。事前にスタッフが試した際は30センチほどの浮上だったというが、結果的に斎藤は背骨の圧迫骨折に加え、右手首のねんざも判明した為、ロケは中断することになったという。なお、斎藤は入院しておらず、現在は自宅で療養。全治は3カ月程とされ、仕事は今後も可能な限りは続けていきたいとの意向のようだ。
「フジテレビはすでに斎藤の負傷について事実であることを認め、斎藤や関係者に対する謝罪のコメントを発表。ただ、同局は遡ること約30年前、『ダウンタウンのごっつええ感じ』のロケでもエアバッグの衝撃を検証すべく、松本人志を運転席に座らせ、ワザと車体を刺激してエアバッグの爆発を顔面で受けさせました。松本はあまりの衝撃に顔が腫れ上がり、火傷のような熱さも感じてあらゆる箇所から出血。痛みのせいで撮影用のメイクも取れず、1週間寝込んだと言います。今年8月23日放送回の『ワイドナショー』でも松本は“キャリアで最もキツかった出来事”としてこのエアバッグ事件を挙げ、『顔中が痛かった』と回想。その矢先の今回の斎藤の負傷となりました。エアバッグの危険性について松本が再び言及したにも関わらず、同じ吉本興業の斎藤に似たような実験を敢行したフジテレビには『なんにも学ばねえな』『エアバッグはあかんて松ちゃんが証明してたやろ』『エアバッグって小さい爆弾だぞ。アホか』との批判が殺到。松本の負傷からかなりの時間が経過しているとはいえ、何度同じ過ちをくりかえすのかといった感想を抱く人が多いようです」(テレビ誌ライター)
11月に入れば、年末年始の多くのバラエティ特番の収録も続々と始まり、斎藤にとっては貴重なかき入れ時だったはず。入院するほどの容体ではないとのことだが、一日も早く斎藤の痛みが解消されることを祈りたい。
(木村慎吾)